「なぜシティに行ったんだろう…」元韓国代表パク・チソンが明かしたマンU時代の“意外な”交友関係

2020年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なぜだか分からないけど親しくなった!」

エブラ(左)とテベス(右)と仲が良かったというパク・チソン(中央)。とくに親しかったのは……。 (C) Getty Images

 元韓国代表MFのパク・チソンは、プレミアリーグで大きな成功を掴んだスターの一人だと言えるだろう。

 2005年の5月にオランダの強豪PSVからわずか400万ポンド(約5億6000万円)で、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍してきたパク・チソンは、4度のプレミアリーグ制覇やチャンピオンズ・リーグ制覇など数々のタイトルを"レッドデビルズ"で掴んだ。

 その後、12年の夏にQPRに移籍してからも、献身的なプレースタイルでファンから愛されたパク・チソン。そんな彼には、ユナイテッド時代に出来た友人とのかけがえのない思い出があるという。

 現地時間5月17日にユナイテッドの公式インタビューに応じたパク・チソンは、2007年の夏にウェストハムから移籍してきた元アルゼンチン代表FWのカルロス・テベスとの友情について語っている。

「2007年にカルロス・テベスがやってきた。僕はエブラと一緒に彼と親しくなったんだ。なぜだかは分からない! エブラがスペイン語も喋ることができて、偶然に僕らは友人になったのさ。

 その時のカルロスは全く英語がダメだった。だから、韓国語、フランス語、スペイン語、僕らはお互いの言語の単語をいくつか覚えたけれど、それはほんの数単語だけだった。よろしくない言葉も覚えたさ。ホテルでも、試合前のウォーミングアップでも、3人は常に一緒だった」
 
 破天荒な逸話を数多く持つテベスと真面目な印象のあるパク・チソンだけに、その交友関係は意外とも言える。だが、「お互いの国の言葉は喋れなくても、僕らは一緒にいるのがハッピーだった」と語った元韓国代表MFは、テベスが09年の夏に"隣人"マンチェスター・シティへ移籍した際のエピソードも明かした。

「とても変な感じになったよ。僕らはいつも一緒にいたのに、彼がいた場所がある日、空いてしまったんだ。僕とパトリスはずっとカルロスのことを話していた。『なぜあいつはシティに行ってしまったのだろう』とね。僕らは彼のことが恋しかった。いつか別れがくると分かっていたけれど、あまりに早かった。2年だからね。それもシティだ。でも、『これがサッカー人生だ』と受け入れたよ」

 とにかくエブラとテベスとつるんでいたというパク・チソン。インタビューによれば、今でも時間が合えば、一緒に食事をする関係は続いているという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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