「マヤの適応能力は驚き」「ラニエリが称賛」吉田麻也はサンプドリアに残留か? イタリア有力紙が報じる!

2020年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「唯一のチャンスをうまく活かした」

サンプドリア移籍後はまだ1試合しかピッチに立っていない吉田。(C) Getty Images

 セリエAでの出場経験は、まだ1試合だけだ。だが、吉田麻也はサンプドリアの信頼を掴んでいるようだ。

 今年1月、吉田は7年半を過ごしたサウサンプトンを離れ、サンプドリアにレンタル移籍。出場機会を失っていたイングランドからイタリアへと、新たな挑戦に臨んだ。

 だが、2月から新型コロナウイルスの影響で試合が延期となったこともあり、デビューを果たしたのは3月8日のヴェローナ戦。この試合で安定したパフォーマンスを披露し、一定の評価を手にした。

 そのままレギュラーポジションを確保することが期待されたが、イタリアでの感染拡大でセリエAは中断を余儀なくされてしまう。結局、加入から約4か月が経とうとしているが、サンプドリアで1試合しかプレーできていない。
 
 それでも、この間に31歳のサムライ戦士は何度もイタリアの文化に適応していることを示してきた。ヴェローナ戦ではインタビューでサンプドリアの本拠地ジェノバの方言を使ったことが話題となり、その後もクラブ公式チャンネルでジェノバ弁を披露した。SNSでもイタリア語を駆使している。

 レンタル期間は今季までだが、環境に馴染んでいる様子の吉田は、来シーズンもイタリアでプレーを続けるのかもしれない。イタリアの有力紙『Gazzetta dello Sport』は5月17日、「唯一のチャンスをとてもうまく活かしたヨシダは残留のようだ」と、日本代表主将が来季もサンプドリアに残留する方向と報じた。

「クラウディオ・ラニエリ監督は、何度もキャラクターとプロ意識の高さを称賛している。マヤの適応能力はここまで驚きだ。残留を想像するのは容易」

 今シーズン限りで保有元のサウサンプトンとの契約が切れる吉田。今夏にサンプドリアへフリーで移籍することになるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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