「セットした時点で…」「ボールを乗せるだけ」中村憲剛、J公式の質問に応じて自身の超絶FKを解説!

2020年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jリーグの公式企画が動画を公開

超絶FKを振り返った中村憲剛。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグはウェブ上で「#教えてほしいJ」というタイトルで、選手がプレー時に考えていたことを質問していく企画を実施した。

 第1回目に選ばれたのは、2019年のJ1リーグ第2節「川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ」での川崎・中村憲剛のスーパープレーだった。0-0で迎えた開始8分にペナルティアーク左手前で味方がFKを得る。キッカーの中村は右足でゴール左隅に蹴り込むと、相手GKのクォン・スンテも一歩も動けない見事な軌道でネットを揺らした。

 Jリーグは5月13日に、公式ツイッターでこのシーンの動画とともに「どんなこと考えていたのか教えてください」と中村憲剛に呼びかけた。

 翌14日に自身のツイッターを更新した中村は、以下のようにその詳細を回答した。

「FKが決まる時にある感覚なんですが、ボールをセットした時点で「あ、これ入るな」と感じました。そして、壁の並びとGKのスンテ選手との駆け引きの中でゴールへの起動が見えました。壁の上を超えて縦回転で落とす軌道が。あとは落ち着いてその線にボールを乗せることだけ考えて蹴りました」(原文ママ)
 
 Jリーグ公式からの「中村選手、ご回答ありがとうございます」というコメントのほか、ファンからは以下のようなコメントが寄せられた。

「あのスンテ選手が一歩も動けていないのが、凄さを際立たせています」
「こ、これが…見聞色の覇気…!?」
「すんごい、軌道!!」
「憲剛さんサイコー」
「普通インフロントであんな落とせないよね笑」
「あんなに綺麗に曲がり落とす蹴り方、素晴らしい!」
「いや待って、カッコ良すぎるやろ」
「ボールの高さ、スピード全て完璧ですね!」

 さらに、このFKを獲得した小林悠は「このFKのファールをもらったのは僕です!だから半分は僕のゴールです。笑」と素早く反応している。

 一流選手の特異な感覚・感性を知ることができる同企画。1回目の中村が真摯に答えてくれたことで、今後さらなる発展が期待できそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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