名将の目には、次代のスパースター候補が見えているようだ。

　元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏は、サッカー界を牽引するリオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドを称えながらも、「彼らの時代は終焉に向かっている」と語った。英メディア『talkSPORT』が報じている。

　35歳のＣ・ロナウドと、32歳のメッシを「信じられないほどの能力を持つスターだ」と評しつつ、その後継者候補に言及した。

「次世代のリーダーはフランス人かもしれない。（キリアン・）エムバペの可能性は否定できないだろう。もちろん、ネイマールの能力の高さも知っているし、彼らは（後継者に値する）能力をすべて兼ね備えていると考えている」

　さらに、ウェンゲル氏は「ふたりだけには限らない」との見解も明かした。
　
「プレミアからスターが生まれる可能性は大いにあると思う。イングランド代表はガレス・サウスゲイト監督のもとで良い結果を残しているし、開催予定だったEUROでは良い成績を残すだろうと思っていた」

　とりわけトレント・アレクサンダー＝アーノルド（リバプール）、メイソン・マウント、カラム・ハドソン＝オドイ（ともにチェルシー）、ジェイドン・サンチョ（ドルトムント）、マーカス・ラッシュフォード（マンチェスター・ユナイテッド）らに期待を寄せているようだ。

　未だ最前線で活躍を続けるＣ・ロナウドとメッシ。両雄から、トップの座を奪うのはいったい誰になるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部