「恐ろしかった」「あんなことは二度と…」奇跡の立役者となったリバプール戦士がメッシとの“衝突”を語る

2020年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサの10番の頭を叩き…

メッシ(左)と激しくマッチアップしたロバートソン(右)が当時を振り返った。 (C) Getty Images

 世界ナンバーワンとも称されるクラックと演じた激闘をリバプール戦士が振り返った。

 昨年5月7日にアンフィールドで行なわれたチャンピオンズ・リーグ準決勝の第2レグ、敵地カンプ・ノウでの第1レグでバルセロナに0-3と敗れたリバプールは、本拠地で4-0と逆転。"アンフィールドの奇跡"とも呼ばれたミラクルをやってのけた。

 この劇的なゲーム中にバルセロナの大黒柱であるリオネル・メッシと激しいマッチアップを演じたのが、スコットランド代表DFのアンディ・ロバートソンだ。試合開始直後には、足がもつれ、ピッチに倒れ込みながらファウルを主張するバルサの10番の頭を両手で叩くなど、かかなり気持ちが高ぶっているようだった。

 それでも見事にメッシを封殺したロバートソンは、元イングランド代表FWピーター・クラウチとのポッドキャスト番組内で「とにかく勝ちたかった。100パーセントなんでもするつもりだった」と明かし、問題となった相手エースとの衝突についても語った。

「僕は髪の毛をぐしゃぐしゃにしたけだけ。それは彼が恐ろしかったのもある。でも、その行為は、この対決で最高のプレーをした選手に失礼だった。

 試合前の控室からから僕たちはとても気合いが入っていた。彼がグラウンドに倒れていたあの場面で、何が僕に降りかかってきたのかわからない」
 

 何としてでも相手エースを抑えようとする気迫が間違った方向で出たのかもしれない。ロバートソンは、メッシに対する想いも口にした。

「メッシに対して、あんなことは二度としないさ。間違いなくね。あの行為はとても後悔している。でも、明らかな意図はなかったんだ」

 大きな物議を醸した振る舞いを謝罪したロバートソン。その声をメッシはどう捉えるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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