「Jリーグはレベルが高いし、日本人選手は優秀」FC東京のレアンドロが母国メディアに語った日本のサッカーと生活

2020年04月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本のサッカーとこの国に順応できた」

2月のACLパース・グローリー戦で決勝点となるゴールを決めたレアンドロ。新天地でも早速フィットしていた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 今シーズン、鹿島アントラーズからFC東京にレンタルで加入したのがレアンドロだ。来日4年目の迎えるブラジル人アタッカーが、母国メディア『ESPN BRASIL』のインタビューに応じ、Jリーグや日本での生活について語っている。

 4月26日に掲載された記事によると、まずコロナ禍における現在の生活について、レアンドロは「しばらくは、すべていつも通りでチームトレーニングを続けていたが、ここ数週間は自宅で隔離されている」と説明し、こう続けた。

「家族と一緒にいて、トレーニングをしたり、子どもと遊んだり、楽器を演奏したり、テレビゲームをしたりしている。この生活が終わるまで、ベスト方法で時間を使うようにしたい」

 新天地で好スタートを切っていただけに、中断となってしまったのは無念だろう。ブラジル代表歴もある26歳は、自身4年目に突入したJリーグのレベルについても言及している。

「ここは本当にとてもレベルが高い。クオリティーの高い日本人選手がたくさんいるし、ブラジル人や他の国の外国人選手も優れている。例えば、(アンドレス・)イニエスタ(ヴィッセル神戸)がいるし、フェルナンド・トーレスもプレーしていた。彼らはあらゆるものを勝ち取ってから日本に来たが、まだ高いレベルを維持しているんだ」

 そして、「ブラジル人では、ジョー、カブリエル・シャビエル(ともに名古屋グランパス)、レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)、セルジーニョ(松本山雅FC)、マルコス・ジュニオール、エジガル・ジュニオ、エリキ(以上横浜F・マリノス)、レオ・シルバ、ブエノ(ともに鹿島)、ダンクレー(神戸)などがプレーしている」と同胞のJ戦士を紹介した。
 

 鹿島での3シーズンについては、「1年目は本当に良かったけど、最後にJリーグのタイトルを失った」と切り出し、こう振り返った。

「残りの2年間は、重要なタイトル(ACL)を獲得し、クラブ・ワールドカップも戦った。だけど、僕は膝の怪我の問題にぶつかっていたんだ。なんとか回復し、新たな挑戦をして、素晴らしいシーズンを過ごす準備ができ、とてもいい気分だよ」

 最後に今後のキャリアについても語っている。

「鹿島で3年、FC東京で1年目、日本のサッカーとこの国にうまく順応できた。ここでずっと残りのキャリアを続けるかは分からない。予測は難しいけど、ここには僕がうまく適応できたサッカーと素晴らしい国がある。鹿島との契約がもう1年あり、年末までのレンタルなので、その後に何が起こるか見てみよう」

 日本のサッカーにも生活にもフィットしていることを明かしたレアンドロ。リーグ再開後の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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