「チェルシーは騙された」リバプールのレジェンドが元同僚F・トーレスの電撃移籍を回顧!

2020年04月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

チェルシーでの不調に「まったく驚かなかった」

2011年冬にチェルシーへ移籍したF・トーレス。だが、リバプール時代の輝きは放てなかった。(C) Getty Images

 元リバプールのレジェンド、ジェイミー・キャラガーがチームメイトだったフェルナンド・トーレスのチェルシー移籍を振り返った。『Sky Sports』で行なった元チェルシーDFジョン・テリーとの対談で語った内容を、スペイン紙『Marca』などが伝えている。

 キャラガーは、2011年1月にチェルシーがF・トーレスを5000万ポンド(約70億円)で引き抜いた大型移籍について「信じられなかった」と回顧した。

「リバプールでの最初の18か月、彼は世界最高のストライカーだった。ただ、最後の12か月間は、以前の自分の影を追っているようだった。『チェルシーは騙されたな』と感じたね」

 元スペイン代表FWのパフォーマンスが低下していた事実を明かしたキャラガーは、それでもチェルシーが大枚を叩いたのは、直接対決で強かったからだと指摘している。
 
「リバプールにとって"幸運"だったのは、トーレスがチェルシー戦でいいプレーしたことだ。それが(ロマン・アブラモビッチ)オーナーの印象に残ったんだろう。本当に苦労していたそのシーズンも、チェルシーを相手に2点を挙げていたんだ」

 そして、案の定チェルシーで輝きを放てなかったことに、「まったく驚かなかった」と語っている。

 リバプールはその"エル・ニーニョ"の移籍金で、ニューカッスルからアンディ・キャロル、アヤックスからルイス・スアレスというふたりのFWを獲得した。前者は本領を発揮できずに終わったが、後者は前任者の穴を埋めて余りある活躍を披露し、リバプールのファンは留飲を下げたのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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