オランダ・エールディビジのシーズン打ち切りが不可避に。菅原のAZはCL、堂安のPSVはELの出場権獲得へ

2020年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

政府が9月1日までの大規模イベント中止を決定

リーグ2位のAZに所属する菅原(左)と4位のPSVでプレーする堂安(右)。 (C) Getty Images

 オランダ政府は現地時間4月20日、新型コロナウイルスの感染拡大抑止のため、大人数の集会やイベントの禁止期間を、当初の6月1日から9月1日まで延長することを発表した。

 これを受け、翌21日にオランダ・サッカー連盟(KNVB)は公式HPで声明を発表。「政府の許可を必要とするイベントが9月1日まで禁止されることが明確になった今、観客がいない状態でも、プロフットボールは行なえない」と、今シーズンの中止の方針を明らかにした。

 ただし現時点では最終決定ではなく、「欧州サッカー連盟(UEFA)と協議したうえで決定する。今週の金曜日に各クラブと話し合いを行なう」としている。

 オランダの全国紙『Algemeen Dagblad』によれば、UEFAとの協議がまとまった場合、順位や昇降格クラブの有無、来季の欧州カップ戦出場権の付与などはKNVB主導で決定されるという。

 26試合を消化しているエールディビジは、アヤックスと菅原由勢が所属するAZが勝点56で並んでいるが、得失点差で前者が首位に立っているため、優勝が認められる見込み。また、AZと堂安律が所属する4位のPSVには、それぞれチャンピオンズ・リーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)出場権が与えられるという見解を示した。

 24日には1部クラブによる会合が行なわれるという。正式決定されれば、欧州リーグでは初の事例となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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