「3か月以上も彷徨った」中国リーグの武漢卓爾が104日ぶりに本拠地へ帰還!元浦和のブラジル人FWも在籍

2020年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペインでキャンプ中に感染が拡大

武漢の駅に到着する武漢卓爾の一行。防護服を着ているのは駅員だろうか。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスで最初に集団感染が発生した中国の湖北省武漢市に本拠地を置く、中国スーパーリーグの武漢卓爾の一行が、104日ぶりにホームタウンへ帰還した。英公共放送『BBC』などが伝えている。

 記事によると、武漢でコロナウイルスの感染がピークを迎えた1月に、チームはスペインでトレーニングキャンプを行なっていたという。母国に帰国できなくなったため、マラガで過ごしていたようだ。

 ただ、スペインで感染拡大が進んだため、ドイツ経由で3月16日に深センへ移動。そこで検疫を受け、4月18日の夜に電車で約3か月ぶりに武漢に戻ってきたという。到着時には、チームカラーのオレンジの服を来た数十人のファンが歌を口ずさみながら出迎え、花を手渡している。
 
 中国版のツイッターで、クラブは次のように発信している。

「3か月以上も彷徨った後、ホームシックにかかった武漢卓爾のメンバーがついにホームタウンに足を踏み入れた」

 2月22日に開幕予定だった中国スーパーリーグは無期限の延期中で、選手たちはまず家族との時間を過ごすという。

 武漢卓爾には、かつてアルビレックス新潟や浦和レッズでプレーしたブラジル人FWのラファエル・シルバが在籍している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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