ブンデスリーガは5月9日に再開か? バイエルンCEOが「今シーズンを続けるふたつの理由」を語る

2020年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「政府の青信号を待っている」

ブンデス再開を支持すると発言したルンメニゲCEO。(C) Getty Images

 ドイツ・ブンデスリーガは、新型コロナウイルスの影響で公式戦が中断を余儀なくされている。

 しかし、PCR検査や2週間の隔離をパスした選手たちは、少しずつ動き始めているようだ。今週からバイエルンやブレーメンなどの複数のクラブが、トレーニングを再開している。

 クラブハウスや練習施設の殺菌等を済ませたうえで通気性を確保するなど厳密な条件下、かつ練習は少人数のグループで行なわれ、対人プレーなど接触するようなプレーは取り入れられていない。

 そんななか、現地時間4月8日、ブンデスリーガのクリスチャン・サイフェルト会長が1部と2部リーグについて、「5月初旬に再開し、6月中の終了を目指す計画を立てている」と発表。無観客試合を行ない、シーズンを完遂する方針を示した。

 さらに翌9日、バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOがイタリア紙『Corriere dello Sport』の取材に応じ、「ブンデスリーガはふたつの理由で今シーズンを再開する」とコメントしたと報じられた。

 ルンメニゲCEOは「ひとつめは、スポーツというルールに則って、優勝と欧州カップへの参戦権、降格するクラブを決める必要がある」とコメント。ふたつめは、「経済面での重要性」だと語った。

「ひとつの理由に比べればやや弱いが、収益が必要だ。試合を放送するテレビの放映権は、クラブの収益に大きな影響を与える。今はテレビ局と条件について交渉している最中で、リーグ再開はクラブの収益を確保できる状況にしたいからだ。メインのSky Sportsとはリーグマネージャーが交渉を続けている」

 そして、リーグ再開への準備は各クラブで整いつつあることを説明したうえで、政府の許可を待っている状態だと説明した。

「我々は政府からの青信号を待っている。我々には規律を守る文化がある、それは強みだ」

 現時点で5月9日再開が有力な説として取り沙汰されているが、政府の許可が下りたタイミングで日程調整が行なわれるという。ドイツの動向に、ヨーロッパのフットボール界が注目している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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