浦和が2週間のチーム活動休止を発表。「すっきりした気持ちで再開を」「クラブの決断に感謝」興梠&宇賀神がファンに呼びかけ

2020年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jリーグ再開のスケジュールは白紙に

チーム在籍11年の宇賀神(左)と在籍8年の興梠(右)。(C)SOCCER DIGEST

 4月3日にリーグ再開のスケジュールを白紙に戻すことを発表したJリーグ。翌4日には関西圏や首都圏のチームを中心に活動自粛を発表するクラブが続々と出てきた。

 浦和レッズは4日、クラブの公式ホームページで、4月5日から18日までの期間、大原サッカー場でのチーム活動休止を発表。クラブを通じて、所属する興梠慎三と宇賀神友弥がコメントを発表している。

 興梠は、「沖縄トレーニングキャンプから体を作ってきてこれから試合、という状況まで体を追い込んできた中で長期の休止は、次の試合に向けた準備としてはすごく難しいです。だからといって、中途半端に外に出て体を動かしたりすることも違うと思っています。みなさんにもできるだけ家にいて、家でできることをするということを勧めたいです。新型コロナウイルスの問題は一人ひとりが真剣に向き合わないと終わらないことだと思います」

 さらに、「僕は新型コロナウイルスが出始めたころよりも、今の方が危機感があります。たとえば先日、志村けんさんがお亡くなりになってしまいました。僕は志村けんさんのことが大好きでしたから、そういうスーパースターが亡くなってしまうような状況は本当に怖いと思います」と心境を吐露した。
 
 ファンに向けては、「ファン・サポーターの方々も浦和レッズの試合を早く見たいと思っているでしょうし、僕らも早く見せたいと思っています」と語り、再開に向けては、「時間がかかってしまうかもしれません。少しでも不安がある状況ではなく、すっきりした気持ちで再開を迎えたいです。不安を抱えず、ファン・サポーターのみなさんが楽しめる状況になることを願っています」と呼びかけた。

 宇賀神は、「今日より浦和レッズの活動は2週間、休止になりました。今回のクラブの決断にとても感謝しています。大切な人を守るために一人ひとりがもう一度、責任を持った行動を取るよう心掛けてください。サッカー、そして浦和レッズがない生活はとても退屈だと思いますが、みんなでこの危機的状況を乗りきりましょう。みなさんにまた会える日を楽しみにしています」と思いを込めた。

 選手たちが呼びかけたように、まずはできることをしながら、現在の"コロナ禍"が収束に向かうのを待つばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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