他国へ波及も? ベルギー・リーグが欧州主要リーグで初となる今シーズン打ち切りへ――森岡亮太&三好康児はEL出場権確保か

2020年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

優勝はクラブ・ブルージュに

三好が所属するアントワープはEL出場権確保する見通しとなった。(C)Getty Images

 ベルギーのプロリーグは4月2日、電話会議で理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大により、現在中断しているリーグ戦を6月30日以降も行なうのは望ましくないと判断。今シーズンを打ち切りにすることで合意した。15日の総会で正式決定となる見込みだ。コロナ禍による中止は、欧州主要リーグで初となる。

 ベルギー・リーグはここまでレギュラーシーズン30節のうち29節までが終了。残り1節と、上位6チームによるプレーオフ1、下位10チームに2部6チームを加えたプレーオフ2が中止となった。

 なお、現在の順位で確定する見込みで、2位のヘントに15ポイントの差をつけているクラブ・ブルージュが2年ぶり16度目の戴冠を果たすことになる。

 同様に欧州カップ戦の出場権も確定すれば、森岡亮太が所属する3位シャルルロワと三好康児がプレーする4位アントワープがヨーロッパリーグ(EL)の出場権を確保することになる。そのアントワープとクラブ・ブルージュが戦うカップ戦のファイナルの開催や昇格・降格(1チーム)の有無も含めて15日の総会で決定する予定だが、特例で降格はなしになるという現地報道もある。そうなれば、現在最下位で今季から小林祐希が加わったワースラント=ベベレンが救われることになる。

 英紙『Daily Mail』が指摘したように、このベルギーの決定が他のリーグに波及する可能性は小さくない。大きな動きの第一歩となるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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