東京五輪、男子サッカーは「U-24」に? 退院報告の田嶋会長が“年齢制限”について言及

2020年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

森保監督の兼任についても言及

新型コロナウイルスに感染し入院していた田嶋会長が退院を報告した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 新型コロナウイルスに感染して都内の病院に入院していたJFA(日本サッカー協会)の田嶋幸三会長が4月2日に退院し、同日午後にウェブ会見を行なった。会見では病状の経過や新型コロナウイルスに感染して感じた医療従事者の苦労や自身の想いなどを語った。

 そのなかで田嶋会長は、来夏に延期となった東京五輪の男子サッカーの年齢制限問題と、森保監督の"兼任"について言及した。

 男子サッカーの年齢制限については、23歳以下(97年1月1日以降の生まれ)という規定があり、1年後に延期されたことで、IOC(国際オリンピック委員会)とFIFA(国際サッカー連盟)の協議によってどのような措置が取られるか注目が集まっている。この問題について田嶋会長は「FIFA等と話しているなかでは、24歳に切り上げてそのまま予選突破したチームが参加することに落ち着くのではないかと言われている。ただ、最終的な決定はされていない」と明かしている。

 一方、五輪が延期となったことで、その強化日程とワールドカップ予選の日程がバッティング。"兼任"の困難さが指摘されている森保監督だが、田嶋会長は「W杯予選をどのように行なうのか、そこは見通しがすべて立っているわけではない。そういう意味では、日程等様々な面がこのひと月、ふた月で決まると思う。そのなかで関塚代表チームダイレクター、技術委員会等で話して決めていけたらいい」と見通しを語った。

 さらに、「森保監督本人の意思ももちろんあると思うので、この1年間延びたことでどうするかというのはしっかり話し合わなければいけない」としつつも、「(体制を)変えることを前提に申し上げているわけではない」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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