「主役級」「トップが保証されている」久保建英の評価と来季の去就は? スペイン紙がマドリーの“レンタル組”を特集!

2020年04月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「この夏は新戦力の獲得や保有選手の売却が難しい」

2月以降、調子が上がっていた久保。それだけに中断は残念だった。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 深刻な新型コロナウイルス蔓延の影響でラ・リーガは無期限の延期となり、各クラブは経済的損失を被っている。このまま再開ができなければ、そのダメージは計り知れない。

 そんななか、スペイン紙『Marca』は、各クラブの財政状況の悪化から「この夏は新戦力の獲得や保有選手の売却が難しい」として、レアル・マドリーがレンタルに出しているプレーヤーに注目。ローン中の13選手のうち10人を紹介している。

 レンタルバックが検討されているマルティン・ウーデゴー(レアル・ソシエダ)やアシュラフ・ハキミ(ドルトムント)らに続いて、6番目に登場したのが久保建英だ。

 マジョルカに貸し出されている18歳の日本代表MFについて、『Marca』紙はこう綴っている。

「マジョルカへ行った賭けは奏功した。当初はラウール・ゴンサレス監督の下、マドリーのBチームの一員としてセグンダB(3部)でプレーする予定だったが、反対意見がありプリメーラ(1部)に挑戦することになった。彼はマジョルカに遅れて合流したため、ダイナミックなビセンテ・モレーノ監督のチームに馴染むのは難しかった」
 
 だが、ここ3試合でチームの全5ゴールに絡んだ中断前の活躍については、評価しているようだ。記事はこう続けている。

「しかし、少しずつパフォーマンスが向上しており、中断前にはスタメンを勝ち取り、優れたプレーを見せ、主役級となっていた。ここまで25試合に出場して、3ゴール・1アシストを記録している。マドリーへの復帰は、すべての攻撃的ポジションの競争において複雑な状況だ。ただ、良いレベルのプレーをしているので、来年もトップカテゴリーで戦うのは保証されている」

 EU圏外枠の問題もあり、現状ではマドリーのトップチーム入りは難しそうだが、記事にあるように、高い評価を受けているのは間違いない。マジョルカよりワンランク上のチームへのレンタル、というのが現実的な選択肢となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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