コロナ危機のユベントスが「年俸39億円」のC・ロナウド放出を検討か? 「87億円なら手放す」と現地紙

2020年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

3つのシナリオのひとつに…

一時的な給与カットには同意したC・ロナウド。今後も高額がサラリーがクラブのネックとなりそうだ。(C) Getty Images

 3月28日、ユベントスは、マウリツィオ・サッリ監督やトップチームの選手たちのサラリーについて、3月から6月分までカットすることで合意に達したことを発表した。合計で9000万ユーロ(約112億円)の支出削減につながるという。

 もちろん、新型コロナウイルスでシーズンが中断してしまっていることによる緊急処置だ。クリスチアーノ・ロナウドをはじめ、主力の姿勢が大きかったという。

 だが、そういった手段を採ったとしても、その大エースを手放すことになるかもしれない。イタリア紙『Il Messaggero』が報じた内容をスペイン紙『AS』が伝えている。

 記事によれば、ユーベはこの危機的な状況下でクラブを維持する計画を検討しており、これが高給取りのC・ロナウドに影響を与える可能性があるという。ポルトガル代表FWは、年俸3100万ユーロ(約39億円)を受け取っており、この状況ではそれを支払うことができなくなるかもしれないというのだ。
 
 現時点では、3つのシナリオが考えられるという。

 ひとつは国外移籍。現状で獲得に興味を示しているクラブはないものの、ユーベは7000万ユーロ(約87億円)であれば手放してもいいと考えているようだ。

 残るふたつが、契約が切れる2022年6月まで留まるか、その契約をもう1年延長して23年までプレーするか。契約を更新する場合は、給与減は免れないだろう。

 クラブと選手側は、この異常事態が落ち着き次第、話し合いの場を設ける予定だが、「C・ロナウド本人の意向が決定的になる」と記事は綴っている。

 先が読みないコロナ禍が、スーパースターのキャリアにも影響を与えるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事