ラ・リーガのCL&EL出場権争いはどうなる? 「2枠」を巡る熾烈な戦いを展望!

2020年03月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

アトレティコが優勝争いから脱落し…

(左上から時計回りで)アトレティコ、R・ソシエダ、バレンシア、セビージャ。CL出場権を掴むのは? (C) Getty Images

 バルセロナとレアル・マドリーによる優勝争いとともに注目なのが、今シーズンも熾烈な極めそうな欧州カップ戦出場権争いだ。

 とりわけ4位以内に与えられるチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を巡る争いは激しい。バルサとマドリーを除くと、残る椅子は2つ。それを6~7チームが争う構図だ。

"本命"は、近年バルサとマドリーの覇権争いに割って入り、「3強時代」を築いていたアトレティコ・マドリー。今シーズンはタイトルレースから早々に脱落し、第27節を終了した時点で6位(勝点45)とまさかのCL圏外に甘んじているものの、地力ではライバルより一頭地を抜いている。守護神ヤン・オブラクを中心とした持ち前の堅守は健在なだけに、課題はリーグ12位の31得点と精彩を欠く攻撃面だ。

 アルバロ・モラタ、ジエゴ・コスタ、ジョアン・フェリックスといったアタッカー陣が決めるべきところで決められるか。ここまで4敗は、実は首位のバルサよりも1つ少ない。一方で、引き分けがリーグ最多の「12」と勝ち切れない試合が続いているだけに、前線の奮起が求められる。

 次に続くのが、3位のセビージャ(勝点47)と4位のレアル・ソシエダ(同46)、そして7位のバレンシア(同42)だ。

 就任1年目のジュレン・ロペテギ監督の下で、守備が見違えるように安定したセビージャは、好調ルーカス・オカンポスが牽引する攻撃も強力。1ポイント差のソシエダは、ノルウェーの"神童"マルティン・ウーデゴーや10番を背負うミケル・オジャルサバルを中心とした攻撃的サッカーで旋風を巻き起こしている。

 一方で、心配なのがここ2年連続で4位を確保しているバレンシアだ。CLのラウンド・オブ16ではアタランタを相手に守備が崩壊し、2試合で8失点。不安定な戦いが続いている。

 むしろ、面白いのはリーグ随一のソリッドなサッカーで、ここまで5位と躍進しているヘタフェ(同46)のほうか。チームの完成度、機能性でバレンシアを上回る。そのほか、8位のビジャレアル(同38)、10位のアスレチック・ビルバオ(同37)も勢いに乗れば、4位争いに食い込んできてもおかしくない。

 5~6位(コパ・デル・レイの優勝チームーーソシエダかビルバオーーが6位以内に入れば7位まで)に与えられるヨーロッパリーグ(EL)の出場権争いは、前述した7チームのうちCL出場権争いから脱落したチームに加え、9位のグラナダ(同38)、12位のベティス(同33)あたりが食い込む構図か。いずれにしても最後の最後までもつれる展開となりそうだ。

 2強よるハイレベルな覇権争いに加え、CLとELの出場権争い、残留争い&1部昇格争い、そして日本人選手の活躍にも注目が集まるラ・リーガ。そのオフィシャルバンキングパートナーを務める「ソニー銀行」では、バルサとマドリーをはじめ10クラブのユニフォームが計90名に当たるキャンペーンを開催中だ。この機会に、お気に入りのチームのユニフォームをゲットしよう。
 


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