「毎日ゲームを開催すればいい」武藤嘉紀を擁するニューカッスルの指揮官が大胆な“シーズン完結論”を展開!

2020年03月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

来シーズンへの影響を抑え込むために…

ブルース監督は「フットボール祭り月間」の開催を提唱した。(C)Getty Images

 欧州でも感染拡大の一途を辿っている新型コロナウイルス。スポーツ界に与えているダメージも甚大で、イングランド・プレミアリーグは現時点で4月30日までの中断を余儀なくされている。

 そんななか、ニューカッスル・ユナイテッドを率いるスティーブ・ブルース監督が英紙『Daily Telegraph』の取材に応じ、独自の"シーズン完結論"を展開した。

 同監督は再開時期がいつになるかは分からないが、あくまでシーズン終了は当初の予定通りであってほしいと主張。「それは誰もが望んでいることだ。もし日程がずれ込んで来シーズンの開幕が遅れてしまえば、国内のカップ戦をひとつ削らざるを得なくなるかもしれないし、冬休みもなくなってしまうだろう。ダメージが長く続く結果となる」と語り、次のようなプランを推奨した。

「言うなれば、"フットボール祭り"月間を作ればいいんだ。ゲームを毎日のように開催して、各チームは週に2~3試合を集中的にこなしていく。毎年、12月から1月の頭にかけて、我々は10から15試合を消化している。同じだよ。十分可能じゃないか。そうすればなんとか翌シーズンに影響を与えることなく、今シーズンを終えられるんじゃないか」

 
 イングランド・サッカー協会は木曜日、7部以下のノンリーグはこのまま今シーズンを終了させて無効にすると発表。女子のプロリーグでは1部と2部の昇降格を実施しない旨を通達するなど、シーズン終盤にあって現実的な対応を迫られている。プレミアリーグも再開については悲観的にならざるを得ず、見通しが立っていないのが実状だ。

 日本代表FW武藤嘉紀を擁するニューカッスルは中断前のプレミアリーグで13位。9試合を残しているが、降格に関してはほぼ安全圏だ。ブルース監督が狙うのは、FAカップを制覇してのヨーロッパリーグ出場だろう。現在ベスト8に進出しており、準々決勝で昨シーズン覇者のマンチェスター・シティとホームで対戦する予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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