U-23森保監督となでしこ高倉監督が東京五輪延期にコメント「開催時によりパワーを持って臨めるよう」

2020年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

ともに事態の早期収束を願う

東京五輪の延期についてコメントを出した森保監督と高倉監督。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 JFA(日本サッカー協会)は3月25日、今夏に開催される予定だった東京五輪の開催延期について、U-23日本代表の森保一監督となでしこジャパンの高倉麻子監督のコメントを発表した。

 東京五輪は今年7月24日に開幕し、男女の日本代表チームも開催国枠で大会に臨むことになっていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、IOC(国際オリンピック委員会)は1年程度の延期を決定した。

 U-23日本代表の森保監督は「人々の命と健康があってこそのオリンピックだと思っています。延期になったとしても、大会までの一回一回の活動に最善を尽くすことに変わりはありません。各活動を充実させて、東京オリンピック開催時によりパワーを持って臨めるよう、これまで積み重ねたものをさらに積み上げていきます」と、延期となっても大会までにさらなる精力的な強化を行なっていくことを強調。続けて「世界中の人々に平穏で当たり前の日常生活が戻るよう、この状況が収束を迎えることを願っています。選手・スタッフをはじめ、開催準備のために多くの方がご尽力されてきたと思いますが、今後とも、粘り強く、大会成功に向けてともに頑張っていきましょう」と、事態の早期収束とこれまで多くの人々が関わってきた大会の成功を願った。

 また、なでしこジャパンの高倉監督は、「スポーツに人生をかけることができるのも、またそれを応援し、楽しむことができるのも、世界の平和と人々の健康があってこそです」と、スポーツにおいては健康第一であることを強調。さらに、「東京オリンピックの開催延期を受けて、選手それぞれの心に動揺はあると思いますが、チームはこれまで通り、粛々と揺るぎなく成長していくこと、頂点を目指すことだけを考えて、与えられた時間を最大限生かして前進していきたいと思います」と森保監督と同様に、強化への弛まぬ努力を誓った。そして、「新型コロナウイルスで苦しんでおられる方々が回復され、世界中の人々が笑顔で平和の祭典であるオリンピックを迎えられることを願っています」と語り、新型コロナウイルスの脅威に苦しむ人々の健康回復と、五輪が無事に開催されることを願っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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