「ウイルスの”震源地”にいる僕から…」インテルのヤング、全世界へ超具体的な”スーパーでのウイルス対策”を発信!

2020年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

34歳のベテランが予防策を解説

今冬にマンチェスター・ユナイテッドからインテルに移籍していたヤング。 (C) Getty Images

 ヨーロッパで最も新型コロナウイルスの影響が深刻なイタリア。25日付当局の発表では、感染者は6万9000人を超えて7万人間近となり、死者は6820人に上っている。感染者は前日比8.2%増とそのペースは衰えるどころか加速している。

 その影響で飲食店店舗などは閉鎖され、観光客名所からは人が消え、生活必需品に関するスーパーなどのみが街中で稼働している。もちろん、大規模なスポーツイベントや集会は禁止となり、セリエAは中断している。

 そんななか、ミラノに本拠地を構えるセリエAのインテル所属、イングランド代表MFのアシュリー・ヤングが自身のツイッターを更新。イタリア全土、そして全世界へ向けて、新型コロナウイルスの対策を発信した。

 ヤングは、「こんにちは、みなさん。ウイルスの"震源地"であるイタリアに住んでいる僕から、僕の考えを共有したくて発信します」と前置き、11もの記事を投稿している。

 その内容はイタリアでのスーパーマーケットでの買い物で気を付けるべきことが重点的に綴られている。同国では不要不急の外出を避けるように勧告されているが、生活必需品の買い物に出かけることは許可されており、ヤングは「生活に必要だからこそ、現時点での最も感染リスクが高い場所」だとしている。

「今、イタリアでスーパーマーケットに出向く場合、その場所は驚くほど穏やかだ。待機列は当たり前だが、人が制限されているので、備蓄や余分な欲望が目的ではない。食べ物を巡る争いも、棚がむき出しになることも、スタッフを何らかの理由で虐待することもない。ほとんどすべての場合、ひとりで行動することが多いからだ」

 そして、「スーパーで実行していないとしたら、これらをぜひやって」と具体的な予防策を綴っている。

「スーパーでは車を降りたときから、手袋を着用したほうがいい。他の人の手が置かれたカートに直接手が触れないように心がけよう。そして、マスクかスカーフで鼻と口を覆うこと。常に他者と距離をとり、買い物中は他人のものには手を触れない。そして、その場で買ったものを開封しないこと。レジでは直前の人が支払いを終えるまで、(レジの)ベルトに置かないほうがいい」

 このように、かなり具体的な動きを説明したうえで、ヤングは改めてウイルスに対する認識を持つべきだと伝えている。

「厳しいことを言うけれど、必要なのは誰かがウイルスを持っている、皆が知らないだけで、家族以外の人がみんなウイルスを持っていることを前提に行動することだ。そして、予防策は過剰反応ではなく、安全を確保するために必要なこと。お互いにお互いをそう見ることで、命を守るための距離をとることは必要なんだ」 

 このアドバイスに対して、母国サポーターからは「英国政府より信用できるアドバイスだ」「イングランドでマスクをしてないクソはこのアドバイスを今すぐ読め」「どうかアシュリーのファミリーが無事でありますように」など、共感と称賛のコメントが寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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