「なんと言っていいか分からない…」エトー、獄中で40歳になった“盟友”ロナウジーニョに熱きメッセージ!

2020年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサ時代の盟友に送った言葉とは?

エトー(右)とロナウジーニョ(左)のコンビは、多くのファンから愛された。 (C) Getty Images

 アフリカの英雄が、塀の向こうで苦しむ盟友へメッセージを送った。

 現地時間3月21日に40歳の誕生日を迎えた元ブラジル代表FWのロナウジーニョ。しかし、周知の通り、今月4日に偽造パスポートを使用した罪に問われ、現在はパラグアイの刑務所に拘留されている。そのため、節目のバースデーは、何とも物悲しいものとなった。

 そんな元セレソンの10番へ熱きメッセージを送ったのが、バルセロナ時代の同僚であるサミュエル・エトーだ。

 エトーとロナウジーニョは、2004年からおよそ4年間に渡ってバルサで共闘。フランク・ライカールトが率いた当時のチームを牽引し、2005-06シーズンにはラ・リーガとチャンピオンズ・リーグの2冠を達成するなど、黄金期の礎を築いた。

 名コンビと称えられるほどの相性の良さを見せ、互いを知り尽くしているからこそ、エトーは苦境に立たされる"盟友"に対する想いは深い。21日に自身のインスタグラムに添付した動画で、時折、言葉を詰まらせながら、次のようなメッセージを発信した。

「やぁ兄弟。俺には言葉がないよ。兄弟よ。何と言ったらいいか分からないんだ。俺たちは君を勇気づけるための方法について話している。君は兄弟であり、良き友だ。いま、君が何を経験しているかは想像できない。だから、君が強くいられるように、たくさん祈り続けるよ。

 それは君が誠実で、善良な人間であり、何よりも良き友人だったからだ。君は黒人を愛してくれた。俺を必要としたときは力になる。できることは何でもしたい。それがたとえ叶わないとしても、俺は他の友人に頼んででも何とかしたいと思ってる」

 組織犯罪への加担が追求され、最大6か月におよぶ拘留の可能性も指摘されているロナウジーニョ。果たして、塀の向こうにいる稀代のファンタジスタの耳にエトーの言葉は届いたのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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