コロナ感染のR・マドリー元会長サンス氏が死去――在任5年で2度の欧州制覇をもたらし、“銀河系軍団”の礎を築く

2020年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロべカルやセードルフを獲得

2000年にCL制覇を成し遂げた時のサンス会長(右)。(C) Getty Images

 レアル・マドリーは現地時間3月21日、ロレンソ・サンス元会長が他界したことを発表した。数日前に新型コロナウイルスに感染し、深刻な状態であることが伝えられていた。76歳だった。

 1995年から2000年までマドリーの会長を務めたサンス氏は、ロベルト・カルロスやクラレンス・セードルフといった名手を獲得する積極的な補強を敢行。1997-98シーズンに32年ぶりとなるチャンピオンズ・リーグ(CL)制覇をもたらすと、その2年後にもビッグイヤーを獲得し、"銀河系軍団"と呼ばれたフロレンティーナ・ペレス体制の素地を作った。

 元スペイン代表DFミチェル・サルガドの義父としても知られ、2人の息子、パコとフェルナンドはともにプロ選手。CBだったフェルナンドは、98年のCL優勝メンバーでもある。

 マドリーは詳細を発表していないが、新型コロナウイルスが原因で死去したのはほぼ間違いなく、著名なサッカー関係者では初の事例になると見られている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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