「未だかつてない方法だが…」ヴェンゲル氏がプレミア運営へ送るアドバイスとは? フランスの現況も憂う

2020年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「フランスでは孤立した生活が強いられる」

アーセナルのレジェンド、ウェンゲル氏も自論を展開。 (C) Getty Images

 アーセナルの伝説的監督であり、国際サッカー連盟(FIFA)のグローバル・フットボール・ディベロップメント部門のトップを務めているアーセン・ヴェンゲル氏は、現在はロンドンに滞在しているようだ。

 英メディア『TalkSPORT』は、70歳のヴェンゲル氏がアーセナルが16-17シーズンに着用していたネイビーのショートパンツを着用し、ロンドン市内の公園をひとりで散歩しているところを直撃。中断しているプレミアリーグについての見解を尋ねた。

「プレミアリーグの最優先事項は、シーズンをきちんと終えることだ。おそらく6月末以降も日程が続くことになるが、そうしなければならない。これは未だかつてない方法だが、我々は適応しなければいけないと思う」

 シーズンを打ち切って無効にするべき、といった意見に対しては「それは全く理に適っていない」と否定的だったようだ。

 さらに、母国のフランスでの新型コロナウイルスの影響についても語っている。フランスでは、正当な理由がなく外出する人々に対して警察が罰金を課すなど、感染拡大を阻止するために、日常生活にもかなりの制限が加えられている。

「フランスでは孤立した生活を送らねばならず、1日に連絡できる数も限られている。それも仕方がないことだが…。今までサッカーは私たちの生活の最優先事項だと思っていたけれど、今ではもっと重要なことがあることを痛感している」

 新型コロナウイルスの影響は日々ヨーロッパで拡大している。プレミア再開のめども立っていない状態だが、レジェンドの助言どおり、シーズン終了を迎えることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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