中田英寿氏が立教大の客員教授に就任!今秋には30名限定の講義が開催

2020年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本代表を初のワールドカップ出場に導く

2020年3月に開業予定の高輪ゲートウェイ駅前にて、「J-WAVE NIHONMONO LOUNGE」を期間限定で開催すると発表した、中田英寿。(C)NIHONMONO_TSUKURU ASADA

 立教大学は3月16日、大学公式ホームページで元日本代表の中田英寿氏が客員教授に就任することを発表した。

 大学によると、2020年4月より客員教授に就任し、秋学期(9月~1月)には経営学部の3、4年生を履修対象とした「伝統産業とマーケティング」を、山口和範経営学部長、高岡美佳教授とともに担当する。

 講義内容は『日本文化の世界戦略』をテーマとし、日本の伝統産業の歴史と現状を学び、産業の再生や新規ビジネスの創出を行なうための思考力や実践力を身につける狙いがあるという。

 全14回の講義では、「日本酒」「食」「工芸」のそれぞれのジャンルに対して、産業構造分析、フィールド・スタディ、ゲストを招いたトークセッション、学生によるプレゼンテーションを実施予定だ。
 
 中田氏は、1995年3月にU-23日本代表としてアジア最終予選を突破、翌年に開かれるアトランタ五輪に、日本を28年ぶりの出場に貢献すると、97年にはイランとの第3代表決定戦で、日本代表を初のワールドカップ出場に導く活躍を披露。98年のフランス・ワールドカップ後に、21歳でセリエAのペルージャ移籍を果たすなど、日本サッカーが世界進出を果たすうえでのパイオニア的な存在だった。

 2006年のドイツ・ワールドカップ後に引退すると、現在はFIFA親善大使や、チャリティ活動を行なう一方で、自らが設立した「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」の社長として日本酒をはじめとして日本文化のPR活動など、サッカーだけにとどまらない、様々な活動を精力的に行なっている。

 そんな日本と世界を知り尽くした中田氏は、次世代に向けてどのようなことを伝えていくのか。講義は30名限定で行なわれるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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