「プレミアリーグは正しい決断をした」新型コロナ感染のアーセナル指揮官が発信! エジル、ムスタフィもファンへ”警告”

2020年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

監督に続いて選手たちもメッセージを発信

感染後に初めて発信したアルテタ。 (C) Getty Images

 イングランドのプレミアリーグは、現地3月13日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、4月3日までの全ての公式戦を延期すると発表した。

 同クラブは2月27日、ヨーロッパリーグのラウンド・オブ16でギリシャのオリンピアコスと対戦。だが、3月11日にオリンピアコスのオーナーであるエバンゲロス・マリナキスの感染が判明し、クラブは急きょ、マリナキスと"濃厚接触"した疑いのある選手やスタッフの自宅謹慎を命じていた。この時点で週末の第28節マンチェスター・シティ対アーセナル戦は延期となっている。

 さらに12日、ミケル・アルテタ監督が検査を受け、陽性反応が出たことを発表。リーグはこの翌日に中断を発表し、アルテタ監督も自身のSNSを更新。ファンに向けてメッセージを送った。

「様々な励ましの言葉、皆のサポートに感謝している。私自身はすでに快方に向かっているように思う。我々は今、とても巨大で前例のない難題に直面している。皆の健康が最も大切なことだ。発表されたガイドラインを守ってお互いを守り合い、共に進んでいこう。そして、プレミアリーグは正しい決断をしたと思う」

 また、アーセナルのメスト・エジルとスコドラン・ムスタフィもSNSを通じてファンにメッセージを発信している。

 エジルは「フットボールは現時点において重要ではない。皆さんの健康と幸福は、ほかのすべてのものよりもはるかに重要なものだ」とリーグ中断への理解を示し、「今はウイルスの感染拡大を予防するための行動を。そして現場で戦っている医師や看護師らに感謝しよう」と促した。

 ムスタフィも、「この問題はサッカーよりも大きい」と吐露。「政府の指示に従い、自分自身やあなたの友人、家族を危険にさらす可能性のある行動は避けてほしい。みんなで皆の安全と健康を守ろう!」と呼びかけた。

 世界保健機構(WHO)が「パンデミックの中心」とまで表現するほどに、新型コロナの感染が爆発的に広がっているヨーロッパ。監督や選手たちの呼びかけに、ファンたちも「彼らの言う通り」「今は耐えるときだ」と意識を改めているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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