「まったく異なる。スペインのほうが…」岡崎慎司が明かしたラ・リーガとプレミアの大きな違い

2020年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

すべてヘッドで4戦4発!

先発を外れた時期もあったものの、CFとして信頼を掴んでいる岡崎。ここまで26試合に出場して8ゴールを挙げている。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 33歳のベテランストライカーの活躍は、スペインでも関心を集めているようだ。

 現地時間3月7日に行なわれたラ・リーガ2部の第31節、ホームでのフエンラブラダ戦で、ウエスカの岡崎慎司が躍動。1点をリードした19分に得意のダイビングヘッドで追加点を奪い、2-0の勝利に貢献した。

 これで岡崎はここ4試合で4ゴール(しかもすべてヘッド弾!)。現在4位と1部昇格争い(2位以内が自動昇格)で好位置につけるチームを力強く牽引している。

 好調のサムライ戦士に現地メディアも注目。スペイン全国紙『AS』が12日付けでインタビューを掲載している。

「スペインでプレーできて嬉しい。ここまで8ゴール決めているけど、もっとゴールを決めてウエスカがプリメーラ(1部)に上がるのを助けたい」

 そう現在の心境を明かした岡崎は、すでに7ゴールがVAR判定で取り消されていることについては、「いくつかのゴールが取り消しになったことは納得している」としてうえで、こう続けた。

「10~15秒前ぐらいまで遡ったプレーで取り消されたゴールもあった。そういう決定を理解するのは難しいけど、今後はどんなプレーヤーもそれにアジャストしていかなければならない」
 
 また、プレミアリーグとスペインのサッカーの違いについては、こう語っている。

「まったく違う。スペインはもっとパスが多いし、美しくプレーしようというメンタリティーがある。"ティキ・タカ"(ショートパスを繋ぐスタイル)だね。プレミアはもっとフィジカル的で速かった」

 そのスペインのスタイルにもフィットしつつある岡崎だが、引退は日本でしたいと考えているようだ。「キャリアの最後は日本で終えたいか?」という質問に対して、「そうしたい」と返答している。

 しかし、それはもっと先のことだろう。「あと何年ぐらい現役を続ける?」という問いには、「まだ考えていない。たくさん時間はあると思っている」と答えている。

 2部とはいえ、これまでプレーしてきたドイツやイングランドとはまったく違うスタイルのスペインで定位置を掴み、結果を残している岡崎。熟練のプレーをまだまだ見せてくれることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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