フランクフルトがホームで3失点・完封負け。長谷部誠、鎌田大地がともに先発出場も、バーゼルの堅守を崩せず

2020年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

貴重なアウェーゴールを奪われ…

中盤で先発出場した長谷部だったが…。 (C) Getty Images

 現地時間3月12日、ヨーロッパリーグのラウンド・オブ16第1レグが各地で行なわれ、フランクフルトはホームにスイスのバーゼルを迎えた。

 フランクフルトは4-1-4-1の布陣で長谷部誠はボランチ、鎌田大地は2列目の右サイドでふたりそろって先発を果たした。

 空っぽのスタジアムという独特の雰囲気で始まった一戦、20分過ぎまでは一進一退の攻防が続き、お互いに中盤でスペースを奪い合い、なかなかボールを繋ぐことができない。

 それでもフランクフルトがボールを支配し始め、少しずつサイドから中央へと揺さぶりをかけ始めたが、先制したのはバーゼル。27分、ゴール前の不用意なファウルから、サムエレ・カンポに直接FKを叩きこまれてしまう。

 流れは一気にアウェーチームに傾き、バーゼルは敵陣内で縦横無尽にボールを動かし、フランクフルトは対応に追われる。中盤のバランスが崩れ、長谷部からの効果的な前線へのパスもなかなか通らず、攻めのかたちを作ることができない。

 追うフランクフルトだが後半開始早々からバーゼルの攻勢に遭い、ゴール前で3本のシュートを放たれるなど押し込まれてしまう。
 
 それでも耐え、盛り返した53分には後半から出場したパシエンシアがセットプレーから好機、56分には鎌田が左サイドのクロスに合わせて中央に飛び込むなど、立て続けにチャンスを創出する。57分には再びFKからパシエンシアが頭で合わせるも、わずかに枠の上に外れる。

 65分には鎌田からのパスを受けた右SBアルマミー・トゥーレがゴール前まで駆け上がり、絶妙なミドルを放つ。しかし、これも上ポストに直撃し、ネットを揺らすことができない。
 
 1点が奪えないまま迎えた73分、カウンターからバーゼルにゴールをを許し、0-2に。この5分後、鎌田はガチノビッチと交代している。

 さらに85分にもカウンターから貴重なアウェーゴール3点目を許し、試合は0-3で終了。圧倒的にボールを支配しながらも、バーゼルの堅守をこじ開けることができなかったフランクフルトが、ホームでベスト8進出に影を落とす"大敗"を喫した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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