「危険極まりない」「UFCから来たのか!?」アデバヨールが見舞った“空手キック”に海外メディアも驚嘆

2020年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

パラグアイ挑戦後初先発したゲームで…

今年2月からパラグアイでプレーするアデバイヨールの危険なキックが話題となった。 (C) Getty Images

 抜群の身体能力を武器に、かつてヨーロッパで活躍したトーゴの英雄エマヌエル・アデバヨールは、今年2月にパラグアイの強豪オリンピアに活躍の場を求めた。

 キャリア9クラブ目となる新天地に移った36歳の"ジャーニーマン"が、現地時間3月11日に行なわれたコパ・リベルタドーレスのディフェンサ戦で見せたファウルシーンが話題を呼んでいる。

 この試合で移籍後初先発を果たしたアデバヨールは、気合が入り過ぎたのか、72分に空回りしてしまう。ディフェンサのエンゾ・コアッチと競り合いに行った際に、空中に浮いたボールではなく、相手の顔面付近に向かって蹴りを命中させてしまったのである。

 明らかに遅れて飛び込んだアデバヨールの無謀なプレーに、主審はもちろんレッドカードを突き付け、トーゴ代表FWは一発退場となったのだった。

 この一連のプレーに海外メディアも衝撃を受けている。英紙『Daily Mail』が、「アデバヨールの空手キックは幸いにも顔には直撃しなかったが、危険極まりないものだった」と綴れば、アルゼンチン紙『La Nacion』は、「まるでUFC(総合格闘技団体)から来たかのような暴力的な飛び蹴りだ」と非難した。

 また、ツイッターなどのSNSでも問題のシーンは拡散され、「危険すぎる」「長期的な処分を下すべき」といった厳しい声が上がった一方で、「昔と変わらない」「身体能力が高すぎるんだ」「もはやご愛敬だろう。相手からしたらたまったもんじゃないけど……」といったコメントも見られた。

 当の本人は、"過ち"を認め、自身のツイッターで謝罪を口にした。

「とてもタフなゲームだった。でも、最高のチームスピリットと最高の勝利だったと思う。"ジャッキー・チェンチャレンジ"によって早々に退場となったのは悲しいことだったけど、相手を傷つけるつもりは全くなかったんだ。彼が無事なことを祈るよ」

 キャリアの晩年を迎えているとはいえ、アフリカ・サッカー界のレジェンドはまだまだ話題を提供してくれそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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