サラー&マネの“饗宴”!リバプール、難敵ボーンマスに停滞ムードを払拭する逆転勝利

2020年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

先制を許すも…

カウンターからゴラッソをねじ込んだマネ(10番)。この一撃がチームの勝利を決定づけた。 (C) Getty Images

 現地時間3月7日、プレミアリーグ第29節が開催され、首位リバプールは本拠地アンフィールドで、17位のボーンマスと対戦した。

 先月29日に開催された前節のワトフォード戦で、今シーズンのプレミアリーグ初黒星を喫し、4日後にはFAカップ5回戦でチェルシーに敗れて公式戦連敗と停滞ムードが漂っているリバプール。この日も流れの悪さを引きずる出だしを迎える。

 立ち上がりの9分にカウンターからエリア右を突破され、レルマのクロスをウィルソンにねじ込まれ、先制を許したのだ。

 前節に続き、幸先の悪いスタートを切ったリバプールだったが、その後は守勢に回ったボーンマスを一方的に攻め込むと、タイスコアに引き戻す。

 24分、マネが敵陣で相手CBシンプソンからボールをさらうと、エリア内に持ちこんでサラーへラストパス。これを受けたエジプト代表FWはカットイン気味にボールを持ちだしてからニアサイドを完璧に射抜いた。

 これで勢いに乗ったリバプールは、あっさりと逆転する。33分、中盤でボールをカットしたファン・ダイクが絶妙なスルーパスを供給。これに反応したマネが相手GKとの1対1を冷静に決めた。
 
 相手のミスからではあったが、立て続けに2ゴールをもぎとったリバプールは、持ち味のダイナミックさを取り戻して、2-1とリードして前半を終えた。

 迎えた後半も主導権を握ったリバプールは、ボーンマスを自陣深くに押し込んでワンサイドゲームを展開。攻守の切り替えもスピードを保ち、相手の反攻を危なげなく封じながら、時間を消費していった。

 70分以降も敵陣でボールを回し続けたホームチームは、75分にマネがクロスバー直撃の強烈なミドルシュートを放つなど決定機を創出。かたや疲労の色が濃くなり始めたアウェーチームは、試合序盤に効果的だったカウンターも鳴りを潜めた。

 追加点こそ奪えなかったリバプールだったが、相手に一切の反撃を許さずに2-1で勝利。ここ数試合の嫌な流れを払拭する逆転勝ちを収めて連敗をストップ。プレミアリーグ制覇へのカウントダウンを「3」とした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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