「監督の信頼は厚い」「欠かせないピースだ」デポルティボの”指揮者”・柴崎岳の重要性をスペイン紙が断言!

2020年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

香川所属のサラゴサ戦で退場処分、1試合不在となり…

1試合不在となったことで、チームでの重要性が浮き彫りとなった柴崎。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現在、スペイン2部のデポルティボに所属している柴崎岳。先週末に行なわれた第30節は、29節サラゴサ戦で退場処分となったことから出場が叶わなかった。試合は0-0のドローに終わっている。

 そんな折、柴崎はクラブが主催するサッカースクールの閉会式に出席したようだ。その様子がデポルティボの公式HPで紹介されており、スペイン語でスピーチを披露したと紹介されている。

 閉会式が行われたのは2月28日。柴崎は50人のスクール生を前に、夢のために一生懸命挑むことの大切さを訴えたという。

 また、子供たちにミニ日本語講座も開催。日本語の「アリガトウ」を紹介し、「ここに呼んでくれて、アリガトウ。あなたたちと一緒の時間を共有することができてうれしいです」と語りかけたという。

 スピーチ後、子供たちからの写真やサインの要求に応え、最後にはスクール生たちと記念撮影。柴崎はリラックスした表情で小さなサッカー選手たちとの邂逅を楽しんだようだ。

 その柴崎だが、リーグ戦からは1試合遠ざかったとはいえ、今週末に予定しているアルメニア戦では先発復帰が濃厚だ。現地紙『La Voz de Galicia』も、「フェルナンド・バスケス監督は、"指揮者"のガクを先発メンバーに戻すだろう」と報じている。

「ガクが戻ってくるということで、チームはすべてのオプションが可能になる。先週末のルーゴ戦で、デポルティボはビルドアップができず立ち往生し、相手ディフェンスラインを越えることがほとんどできなかった。逆に言えば、不在のガクがこなしていた中盤の底でのチェック、パスワークや決定的な仕事への貢献や、彼がチームの戦術的なブレインであることが証明されてしまった。今や、彼はバスケス監督にとって欠かせないピースだ」

 同紙はたとえ退場処分を受けたとしても、バスケス監督から柴崎への信頼は揺るぎないとしている。

 デポルティボの次戦は、現地時間7日に予定されている31節のアルメリア戦となる。チームは7連勝した後、ここ2試合は1分1敗とパッとしない結果が続いている。それだけに、柴崎の復帰には現地でも期待が高まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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