「最後のピースを手に入れた!」Kリーグ蔚山現代が“韓国代表の青龍”を電撃獲得!

2020年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

猛烈なラブコールで前倒し入団を決意

韓国サッカー界屈指の大物、イ・チョンヨンが。31歳にしてKリーグ復帰を決意した。(C)Getty Images

 韓国Kリーグの強豪、蔚山現代が大物を釣り上げた。

 現地3月3日、クラブは韓国代表MFイ・チョンヨン(李青龍)をドイツのボーフムから完全移籍で獲得したと発表。チーム内の最高待遇であることを明かし、選手本人も公式サイト上で「常に優勝を目標としているクラブに入団できて嬉しい。Kリーグへの復帰は待ち望んでいたものだ」と熱いコメントを寄せている。

 韓国全国紙『スポーツソウル』によると、「蔚山現代は最後のピースを手に入れた」のだという。攻守両面で韓国代表クラスの選手を多く抱えるチームにあって、レギュラーの退団や怪我が相次ぐサイドは唯一手薄なエリアだった。確かな経験値を持つ百戦錬磨のサイドアタッカーを手中に収めたというわけだ。

 2006年にプロデビューを飾ったイ・チョンヨン。09年からプレミアリーグに挑戦の場を移し、ボルトン、クリスタル・パレスでプレーし、18年夏にはドイツ2部のボーフムへ移籍した。契約は今シーズンいっぱいまで残っていたが、蔚山現代はこの冬のタイミングでの獲得を目ざし、イ・チョンヨンに猛烈なラブコール。ボーフムとの交渉中も「もし獲得できなくても夏にはフリー(移籍金ゼロ)で迎えたい」と誠意を示し続け、スピード決着に至った。

 イ・チョンヨンは当初、古巣であるFCソウルへの帰還を念頭に考えていたが、蔚山現代との熱量の差は歴然だったという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
参照元●スポーツソウル日本語版

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