リバプール、ついに敗北! 19位ワトフォードに今季初の3失点で、連続無敗記録も「44」でストップ

2020年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

高い集中力を保ったワトフォードの堅牢に…

何もできずにぼう然とするサラー。頼もしきエースも、この日は最後まで存在感が希薄なままだった。 (C) Getty Images

 現地時間2月29日、プレミアリーグ第28節が開催され、首位リバプールは敵地ヴィカレイジ・ロードで、19位のワトフォードと対戦した。

 前節のウェストハム戦で、国内トップリーグタイ記録となるホーム21連勝を飾り、悲願のリーグ制覇までのカウントダウンを「4」としたリバプールは、今節もサラー、フィルミーノ、マネの3トップを中心としたサッカーを展開。ワトフォードを押し込んでいった。

 だが、この日のリバプールは、ファイナルサード付近にどっしりと構え、規律正しく保たれたワトフォードの堅牢をこじ開けられずに苦戦。枠内シュートを一本も打てないまま、前半をスコアレスで折り返した。

 後半もアウェーチームのペースで試合は進んだが、均衡を破ったのはホームチームだった。54分、スローインの流れからエリア内左に侵入したドゥクレがゴール前へ折り返すと、最後はサールが滑り込みながらゴールへねじ込んだ。

 これで勢いに乗ったワトフォードは6分後に速攻から追加点をもぎ取る。ディーニーのスルーパスに反応し、ファン・ダイクの背後を突いたサールが鮮やかなループシュートを沈めた。

 後がなくなったリバプールは、61分にララーナ、65分にオリギと攻撃的なカードを矢継ぎ早に切っていったが、どこか精彩を欠き、眼前に立ちはだかる黄色い壁を攻略できず。決定的なシュートも打てないまま、時間を浪費していった。

 高い集中力を維持し続けたワトフォードは、72分に決定的な3点目を奪う。エリア内でアレクサンダー=アーノルドのバックパスをさらったサールのラストパスをディーニーが冷静にゴールを射抜いた。

 今シーズンのプレミアリーグで初の3失点を喫したリバプールは、79分に南野を入れて、攻勢を強めていったが、最後まで相手の堅牢を打ち破れず……。結局、枠内シュートも一本しか打てずに0-3で敗戦。今シーズンのプレミアリーグで初黒星を喫するとともに、昨シーズンから続いた連勝記録が「44」でストップした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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