カイ・ハベルツの1G2Aでレバークーゼンがポルトを粉砕、ベスト16へ! 中島翔哉は前半から途中出場も不発【EL】

2020年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

イエローカードが飛び交う荒れた試合に

29分からピッチに投入された中島だが、見せ場を作る場面はあったものの、不発に終わっている。(C) Getty Images

 現地時間2月27日、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド・オブ32の第2レグが各地で行なわれ、中島翔哉が所属するポルトはホームでレバークーゼンと対戦した。

 第1レグは1-2で敗れているポルトは4-4-2の布陣で中島はベンチスタート、対するレバークーゼンは3-5-1でカイ・ハベルツらが先発した。

 お互い慎重な入りだったが、均衡はわずか11分に破られた。細かいパスワークとドリブルでDFラインをかく乱したハベルツのアシストから、ルーカス・アラリオがゴールネットを揺らす。オフサイドの疑いでVARによるチェックが行なわれたが、これが認められ、先制を許した。

 その後、ポルトは26分、ルイス・ディアスが加速した際に右腿裏を痛めてプレー続行不可能に。29分から中島が投入された。

 その後、ポルトは中島とオタービオを中心とした揺さぶりで好機を創出する場面が増えるが、連係に乏しく、迫力のある攻撃に繋がらない。40分には右サイドからオタービオがクロスを上げ、中央でそのまま前半はレバークーゼンがリードのまま折り返した。

 追うポルトは後半からマテウス・ウリベに代えて、負傷から復帰したばかりのペペを投入。4-3-3に布陣を変えて反撃の糸口を探る。

 しかし50分、再びハベルツのアシストからカレム・デメルバイに2点目を許し、0-2と突き放される。58分にはカウンターからムサ・ディアビとハベルツのふたりに崩されて、3点目はハベルツがゲット。ポルトは突破のためには残り時間で4点が必要という窮地に追い込まれた。

 セルジオ・コンセイソン監督は64分にゼ・ルイスに替えてソアレスを投入。66分にムサ・マレガが右サイドからのクロスに頭で合わせて1-3とする。

 しかし、反撃もここまで。両チームにイエローカードが10枚出される荒れた試合の終盤は、85分にソアレスが1発レッドで退場するなど、ポルトは最後までチームを立て直すことができず、敗退が決定。

 ハベルツの1G1Aという活躍で勝利を収めたレバークーゼンが、ラウンド・オブ16へと駒を進めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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