「今後の事態の推移を注視し…」JFAが新型コロナウイルスに対する方針を発表。W杯2次予選の開催については…

2020年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

U-23日本代表の強化試合の開催の可否は…

JFAは、W杯アジア2次予選の2試合についても現時点での考えを説明した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー協会(JFA)は2月26日、新型コロナウイルス感染予防・拡散防止の対応策や、JFAが関わる今後の試合・大会などの現時点での方針を発表した。
 
 JFAは、各国で猛威を振るう新型コロナウイルスに関して、25日に政府から発表された、「今後1~2週間が国内での感染拡大を最小限に抑える上で極めて重要な時期である」という対策基本方針に基づき、この期間に「最大限の対策を講ずる」と発表。3月15日までイベントや、さらにその後に行なわれる大会・試合などの現時点での考えについても説明した。
 
 まず、3月7日に開催予定だった国際親善試合、U-20日本女子代表対U-20ドイツ女子代表は無観客試合を検討し、この試合に合わせて実施する予定だったスタジアム周辺などで行われる関連イベントは全て中止にする決定を下した。
 
 3月26日、31日に行なわれるワールドカップ・アジア2予選兼アジアカップ予選の2試合(対ミャンマー代表、対モンゴル代表)は、主催であるFIFA(国際サッカー連盟)やAFC(アジアサッカー連盟)と協議を重ね、「今後の事態の推移を注視し、判断を下す」としている。
 
 また、3月27日の東京五輪に向けた強化試合である、U-23日本代表対U-23南アフリカ代表、同30日のU-23日本代表とU-23コートジボワール代表の2試合については、「現時点で想定し得るさまざまな選択肢や可能性を考慮した上で、可及的速やかに開催の可否を決定する」とした。
 
 JFAは最後に、「これらは3月15日までの措置であり、その後は状況を見ながら1週間ごとに見直しを行なっていく予定」であると説明している。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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