「それじゃダメだ!」大迫勇也、ブレーメン指揮官から愛のムチ! チームは8試合無得点で降格圏に沈む

2020年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

大迫は昨年11月からゴール無し

前節のドルトムント戦は先発しながらもノーゴールに終わっている大迫(右)。 (C) Getty Images

 ブンデスリーガのブレーメンは今、2部自動降格圏である17位に沈んでいる。

 同クラブはウインターブレイク明けの8試合で無得点(オウンゴールでは2点)という深刻な得点力不足に陥っている。最後にブレーメンの選手が得点したのは、19年12月に行なわれたバイエルン戦(1-6で敗北)のミロト・ラシチャのゴールだ。所属する日本代表FWの大迫勇也も、昨年11月に行なわれた第12節シャルケ戦以降、ゴールから遠ざかっている。

 一方で、シーズン53失点は、同リーグ最低の数字となっている。

 現地紙『BILD』によれば、現地時間2月25日にブレーメンは練習を公開。アタッカー陣を中心にシュート練習を行なった。その際、フロリアン・コーフェルト監督が大迫に声を荒げる場面があったという。

「ブレーメンのコーチは大迫にこう叫んだ。『それじゃダメだ、シュートはゴールネットかGKの顔を目掛けて打て!(インサイドで蹴るく蹴るフリで)それだけはやめろ!僕らは8試合もノーゴールなんだぞ!素晴らしいゴールを決めるんだ、君がやらなければならない!』と」
 
 この様子は現地紙『DeichStube』のYoutubeチャンネルで公開されている。ブレーメンのサポーターからは、様々なコメントが寄せられた。

「こんな風景を流されるのは、サポーターとして悲しい」
「8試合もゴールがないチームなんて…。監督は素人を相手に指導してるのか?」
「こういうときこそ、プレーヤーも監督も、ひとつにならなければ」
「コーフェルトは監督で居続けなければならない。オオサコはアウトでもいい」
「僕は降格を恐れていない。コーフェルトと、若くてフレッシュなプレーヤーと一緒にどこまでも進むよ」

 ブレーメンは、現地時間3月1日にホームでフランクフルトとリーグ戦を行ない、4日にはDFBポカールの準決勝で、フランクフルトとのアウェー戦に臨む。

 大迫は指揮官の期待に応え、得点力不足に苦しむチームを救うことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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