【J1展望】広島×鹿島|順調な広島が、公式戦2連敗中の鹿島を警戒しているポイントは?

2020年02月22日 サッカーダイジェスト編集部

広島――取り組んでいるのは攻撃的守備。

故障者/広島=なし 鹿島=なし
出場停止/広島=なし 鹿島=なし

J1リーグ1節
サンフレッチェ広島-鹿島アントラーズ
2月23日(日)/14:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
昨季成績:6位 勝点55 15勝10分9敗 45得点・29失点
 
【最新チーム事情】
●プレシーズンを長期離脱者なしで乗り越えた。
●横浜FC戦(〇2-0)では結果・内容ともに完勝。
●期待のブラジル人FWコンビ(D・ヴィエイラ&L・ペレイラ)が好調を維持。
【担当記者の視点】
 ここまでプレシーズンが順調だったことは、ほぼ記憶にない。身体の張りを訴えて何人かが数日の別メニューを行なっただけで、ほぼ全員がキャンプのフルメニューを消化。今も別メニュー組はゼロ。選手全員が競争に参加できている状況である。
 
 今季の広島は、昨年の堅守はそのままに、平均得点2.0のラインを達成してタイトルを狙っている。そのために取り組んでいるのは攻撃的守備の導入だ。前線から積極的にボールを奪いに走り、ラインを高くして敵陣でゲームを構成する。確かに横浜FC戦のある時間帯は、完全に相手を押し込み、圧縮させるほどの勢いを見せたし、ショートカウンターからL・ペレイラのゴールも生まれた。
 
 ただ、鹿島は決して甘くはない。広島の狙いを分析し、対策を立て、したたかにアウェーでの勝利を狙ってくる。たとえ公式戦2連敗中でも「鹿島は鹿島」。監督からも選手たちからも、20冠チームに対するリスペクトと、彼らへのチャレンジャー精神が溢れ出ている。

次ページ鹿島――局面で個々が粘り強く戦えれば。

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