「オリギでは不十分」「タダ同然の南野は…」リバプールのレジェンドOBが前線の底上げを提言!

2020年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サンチョもヴェルナーも獲るべき」

ここまでは前線で起用されている南野だが、OBのキャラガーはMFとして見ているようだ。 (C) Getty Images

 冬に南野拓実を獲得したリバプールだが、クラブのレジェンドは夏にさらなる前線強化が必要と訴えている。サディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノの強力3トップが絶対の存在であることは変わらないが、底上げが必須と主張した。

『Liverpool Echo』によると、OBのジェイミー・キャラガーは『Viasport Fotbal』で「アトレティコ・マドリーに敗れた試合を見ると、前線3人の誰かがプレーしない時が大きな問題だ」と話している。

「マネと交代したのはディボック・オリギだった。昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝の活躍でレジェンドとなったが、世界最高のチームが投入する選手としては十分じゃない。この夏にトップクラスの攻撃的選手を加えることが必要だ」

 ドルトムントのジェイドン・サンチョやRBライプツィヒのティモ・ヴェルナーが話題となっているが、キャラガーは「わたしなら両方とも獲る」とコメント。「昨年の夏はだれも獲得しなかった。だから、大金を費やせるはずだ」と続けた。

「絶対にリバプールにとって補強すべきタイミングだと思う。あの3トップをつねに準備させ、彼らをローテーションし、異なるシステムでプレーするためにね。それに、サラーとマネが離脱するアフリカ・ネーションズカップも考えなければいけない。リバプールがトップクラスの攻撃の選手を獲得するのはほぼ確かだ。問題はそれがだれか、ということだけだよ」
 
  元イングランド代表DFは、「トップクラスの選手を3、4人と獲得してもらいたいが、ひとりは本当にビッグネームであるべきだ」と提言した。

「ただ、リバプールはたいてい、マーケットでクレバーに振る舞おうとするからね。南野なんか700万ポンド(約9億8000万円)で獲得した。いまの時代じゃタダ同然だ。彼はMFタイプだから、(次は)攻撃の選手になる。どれだけの金額を使えるか次第だ」

 プレミアリーグで首位を独走し、悲願のタイトル獲得が確実視されるユルゲン・クロップのチームに、来夏はどんな選手が加わるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事