【G大阪】昨季三冠のリーグ王者が始動

2015年01月13日 下薗昌記

新加入組は、赤嶺と小椋の即戦力を含む6名。

新体制発表会見に出席した新入団選手たち。左から林 瑞輝、妹尾直哉、小椋祥平、長谷川健太監督、赤嶺慎吾、嫁阪翔太、平尾 壮。(C)SOCCER DIGEST

 G大阪が1月13日、吹田市内で2015シーズンの新体制会見を行なった。東口順昭やリンスら実績あるビッグネームを獲得した昨シーズンとは異なり、他クラブからの獲得は赤嶺真吾と小椋祥平の2名のみ。ユースからの昇格組4人を含めた計6人の新加入組を合わせ、総勢27名で2015シーズンに挑む。
 
 会見の冒頭では、野呂輝久社長が今季のチームスローガン「Moving G」を発表。「アジアにおけるJリーグ、そしてG大阪のプレゼンス向上のためにもJリーグ王者として優勝を目指します」とリーグ連覇に加えて、08年以来となるACL制覇を目標に掲げた。
 
 長谷川健太監督は「今シーズンはフィールドが24人、GKが3人の少数精鋭だが、全員が試合に出たいという思いでどれだけ準備できるかが重要になる。特に、新加入した選手たちにはレギュラーを奪い、1試合でも多く試合に出るという気持ちでやってほしい」と、期待を寄せた。
 
 追われる立場となる3年目の長谷川体制だが、「昨年同様、1試合1試合を戦うだけ」と、チャレンジャーとして臨む姿勢を崩そうとはしない。一方で、ACLについては「どこまで通用するのか、試合で確認したい」と話したうえで「頂点を目指す」と言い切った。
 
 そのためには即戦力たちの奮起も欠かせない。点で合わせるタイプのフィニッシャーが少ない現在のG大阪にあって、独自のスタイルを持つ赤嶺は「G大阪の勝利に貢献できるように、自分の特長を活かしていきたいですし、またこのクラブでタイトルを獲れるように皆で頑張っていきたいです」と、決意表明。
 
 ボランチの貴重なバックアッパーとして期待される小椋は「素晴らしいチームに来られたことを嬉しく思います。満足することなく、1試合でも多く試合に出るために、気持ちの入ったプレーで頑張っていきたい」と新天地での思いを口にした。
 
 13日午前に結団式を行なったチームは、日本代表としてアジアカップに出場する遠藤保仁ら3人を除いて、14日からの第1次キャンプ(沖縄)で本格始動する。
 
Pos. No. 名前 生年月日(年齢)
 
GK
1 東口順昭 86.05.12(28)
16 田尻 健 93.06.11(21)
31 林 瑞輝 96.09.04(18)
 
 
 
DF
 
 
 
3 西野貴治 93.9.14(21)
4 藤春廣輝 88.11.28(26)
5 丹羽大輝 86.01.16(28)
6 金 正也 88.05.17(26)
8 岩下敬輔 86.09.24(28)
14 米倉恒貴 88.05.17(26)
15 今野泰幸 83.01.25(31)
22 オ・ジェソク 90.01.04(25)
 
 
 
 
 
 
MF
 
 
 
7 遠藤保仁 80.01.28(34)
10 二川孝広 80.06.27(34)
11 倉田 秋 88.11.26(26)
13 阿部浩之 89.07.05(25)
17 明神智和 78.01.24(36)
19 大森晃太郎 92.04.28(22)
21 井手口陽介 96.08.23(18)
26 妹尾直哉 96.08.15(18)
27 内田達也 92.02.08(22)
28 嫁阪翔太 96.10.19(18)
33 小椋祥平 85.09.08(29)
 
FW
9 リンス 87.09.11(27)
24 赤嶺真吾 83.12.08(31)
29 パトリック 87.10.26(27)
30 平尾 壮 96.07.01(18)
39 宇佐美貴史 92.05.06(22)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事