「銃弾のない拳銃で戦うようなもの」「心配なのは…」智将モウリーニョもお手上げ? トッテナムの野戦病院化に嘆き節!

2020年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

週2試合をこなすことになるが…

ホームでライプツィヒに敗れたモウリーニョ率いるトッテナム。デレアリの態度など、ほかにも懸念が…? (C) Gettty Images

 ハリー・ケインとソン・フンミンという主砲を同時に欠いたイングランド1部のトッテナムは、チャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ・16第1レグで、RBライプツィヒに敗れた。ホームでの0-1という結果に、チームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は嘆き節だ。

 先発メンバーのほか、途中出場したエリク・ラメラとタンギ・ヌドンベレも決して万全ではなく、チーム状況は満身創痍だ。多くの試合をこなさなければならないなか、トッテナムは野戦病院と化しつつある。

 英公共放送『BBC』によれば、モウリーニョはこの状況を「銃弾のない拳銃で戦うようなもの」とコメント。「我々は本当に困っている」と嘆息した。

「この試合だけだったら、問題とは言わない。だが、我々にはFAカップやプレミアリーグの試合があるんだ」

 インタビュアーからラメラとヌドンベレの投入後は「本当のスパーズ」だったか問われると、モウリーニョは「本当のスパーズとはどういう意味だい?」と皮肉っぽい笑みを浮かべている。

「ラメラがチームとどれだけ練習したか知っているか? ゼロ時間だ。負傷からフィールドに戻っていきなりCLで20分間プレーした。彼が20分しかできないことも、ヌドンベレが90分戦えないことも分かっていた。わたしは自分にあるピースをマネジメントしようとしたんだ。ルーカスも、ステフェン・ベルフバインも、ジオバニ・ロ・チェルソも死んでいたんだよ」

 さらに、モウリーニョは「0-1だったことは心配していない。向こうに行って勝つこともできる。心配なのは、どんなにたくさんの試合が控えていても、このメンバーしかないということだ」と述べた。

 プレミアリーグ次節のチェルシー戦を皮切りに、3月のインターナショナルウィークまで週2試合のペースが続くトッテナム。智将モウリーニョはこの苦境を乗り越えられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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