同日敗退は65年ぶり!バルサとマドリーが、コパ・デル・レイ準決勝で姿を消す…。指揮官セティエン&ジダンの反応は?

2020年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

セティエン(左)の率いるバルサ、ジダン(右)が率いるR・マドリーは、奇しくも同日にコパ・デル・レイ敗退が決まった。 (C) Getty Images

 2月6日、コパ・デル・レイ準々決勝の残り2試合が行われ、バルセロナとレアル・マドリーの2強がそろって大会から姿を消した。

 本拠地サンティアゴ・ベルナベウにレアル・ソシエダを迎えたマドリーは、前半にレンタル中のマルティン・ウーデゴーに先制点を献上。後半に3点を奪い合う乱戦の末、3-4で敗れた。

 一方、リオネル・メッシが幹部のエリック・アビダルをSNSで批判し、内紛が騒がれているバルセロナは、終了間際にイニャキ・ウィリアムズに決勝点を献上。サン・マメスの地で屈し、2011年から続いた連続ファイナル進出記録は、9年でストップした。

 データサイト『Opta』によると、バルセロナとマドリーが同日、ともにコパ敗退の憂き目に遭ったのは、1955年5月29日の準決勝以来、65年ぶりのことだという。この時はマドリーがセビージャに敗北。バルサは今回同様、ビルバオに敗れている。

 また、『ESPN』によると、バルサとマドリーがともにベスト4に進めなかったのは10年ぶり。同局によれば、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は試合後の会見で、「ホームで負けたのだから、気分は悪い」と落胆を露わにしたという。

「我々はスタートが悪かった。後半はかなり良くなり、最後までトライし続けていたが…相手が良いプレーをしたね。前半の我々はプレスが悪かったし、守備でミスを犯してしまった」

 一方、バルサのキケ・セティエン監督は「今日は結果を除くすべてがよかった」と、内容の改善を強調している。

「プレーの面で我々は一歩前進した。多くのことが気に入ったよ。私は結果だけを見てはいない」

 今季はアトレティコ・マドリーも3回戦で敗退しており、いわゆるスペインの3強がそろって準決勝不在となった。近年ではみられない展開となったコパを制するのは、ソシエダとビルバオのバスク勢、そしてグラナダ、2部ミランデスの4チーム、どこが制するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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