ペップと再タッグか、C・ロナウドとの共闘か――“内紛”でメッシのバルサ退団説が急浮上!

2020年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

アビダルSDの軽率発言が原因で――

メッシ(中央)がバルサを離れるとすれば新天地は恩師グアルディオラ(左)が率いるマンCか。C・ロナウド(右)が君臨するユーベはさすがに……。 (C) Getty Images

 バルセロナの大黒柱の動静がにわかに騒がしくなっている。

 事の発端は、バルサのエリック・アビダルSD(スポーツディレクター)が、スペイン紙『Sport』のインタビューで、エルネスト・バルベルデ前監督の解任について、「選手の多くがハードワークしようとしていなかった。多くのプレーヤーが満足していなかったようだね」と発言したことにあった。

 クラブ幹部の軽率な発言に憤慨したメッシは自身のインスタグラムに、アビダルのインタビューをまとめた記事をキャプチャー撮りした画像を添付したうえで、次のように主張した。

「率直に僕の意見を言わせてもらう。このようなことは僕にとっても本意ではないし、本来なら触れたくないことでもある。けど、バルセロナに関わるすべての人物は自分がすべきことに責任が伴うし、その決断には重みがある。

 チームがうまくいかない時だってあるものだ。その時、ディレクターや幹部はチームの方針や意思決定について、責任を持つべきじゃないのか? 誰かについて批判するとしても、チーム全員を汚すような発言は慎むべきじゃないのかな。みんなのためにならない発言はすべきではない。そもそもこれはゴシップのような話であって、真実とは異なる。本当に心外だ」

 ここ数年、発言力が増しているとはいえ、メッシが身内に対してここまで強烈なコメントを残すのは異例。今年1月にキケ・セティエン新体制が発足し、一丸とならなければいけない時期でのアビダルの軽率なコメントが、心底、我慢ならなかったのだろう。

 この内紛とも言える騒動を受け、英紙『The Sun』やイタリア紙『Gazzetta dello sport』をはじめとする複数の海外メディアは、メッシのバルサ退団の可能性について言及している。

 メッシがバルサと結んでいる2021年6月までの契約には、自らの希望で契約を破棄できる条項が組み込まれていると紹介した『The Sun』は、偉大なるクラッキの行く末について、次のように綴っている。

「バルサでイライラを募らせているメッシのストレスが、いま以上に膨れ上がれば、今夏に電撃的なフリートランスファーが実現する可能性がある。候補となるのは、恩師のジョゼップ・グアルディオラがいるマンチェスター・シティを筆頭にいずれもメガクラブだ。

 とはいえ、今までバルサで"ワンクラブマン"としてやってきたメッシが、即座に退団する可能性は、高くはない。だが、我々はついにクリスチアーノ・ロナウドとメッシが共闘する瞬間を目に出来るかもしれない。二人のアイコンが並び立つ姿を、だ」

 いまだ憶測の域を越えないメッシのバルサ退団情報だが、仮に実現した場合、世界を騒がすエポックメーキングな"事件"となることは必至だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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