「マドリーが具体的じゃなかった」「遅かれ早かれ…」エリクセンが伊紙でインテル電撃移籍の舞台裏を明かす

2020年02月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

インテルを知るモウリーニョからの言葉は?

ノースロンドンからミラノに活躍の拠点を移したエリクセン。プレミアで異彩を放ったゲームメーカーが、移籍の舞台裏を明かした。 (C) Getty Images

 クリスティアン・エリクセンは、今年1月に6年半を過ごしたトッテナムを去り、インテルに移籍した。

 トッテナムとの契約最終年を迎え、退団の意思を固めていたエリクセンは、昨夏にレアル・マドリー行きが取りざたされたが、最終的に残留。しかし、今冬の移籍マーケットでミラノへと活躍の場を移した。

 一体なぜインテルだったのか。2月5日付のイタリア紙『Gazzetta dello Sport』のインタビューで、移籍の理由を問われたエリクセンは、「人生は遅かれ早かれ、様々な選択肢を考えつつ決断しなければいけないものだからだ」と答えている。

「マドリーは最終的にまったく具体的でなかった。一方で、インテルは本当だったんだ。非常に真剣に動いてくれた。その時、ここでのプレーを想像したんだ。かなり自然な決断だった。僕はプレミアリーグ意外でできるだけ素晴らしいクラブを探していた。そして、それを見つけた。サッカー選手のキャリアは、いろいろなことを試せるほどに長くはない」

 昨年11月にトッテナムの指揮官となり、かつてはインテルを率いた経験を持つジョゼ・モウリーニョに何か言われたか聞かれると、デンマーク代表MFは、「『私の家を借りろ』と言われたよ。それから、幸運を祈ってくれた」と話した。

「彼は僕の希望を知っていた。だから、僕抜きでチームを作ったんだ。それが正しいことだよ。僕はすぐに明確にしていたんだ」

 イングランドを離れた今、エリクセンは、プレミアリーグで首位を独走するリバプールをどう見ているのだろうか。

「みんな世界最強はマンチェスター・シティだと思っていたのにね。でも、リバプールを見たら…『ワオ』って感じだ。なんてスペクタクルなことか。彼らはいつもやるべきことを分かっていて、『簡単なプレー』をする。素晴らしいことをしている。恐るべしだよ。見ていて素晴らしい。彼らが勝つだろう。みんな彼らを見て少しジェラシーを感じていると思う」

 現地時間2月9日には、ミランとのダービーが控えている。加入後すぐのミラノダービーといえば、2009年夏にマドリーからインテルに移籍し、デビュー戦となった一戦で活躍したウェズレイ・スナイデルが記憶に新しい。このシーズン、インテルはモウリーニョの下で3冠を達成した。

 スナイデルとの比較について問われたエリクセンは、「僕たちは2人とも元アヤックスだしね。僕も3冠を達成したら、(比較)できるのかもしれない」と答えている。

「スナイデルはすごいことをやってのけた。偉大な選手だ。でも、僕はエリクセンだよ」

 インテルは8連覇中の絶対王者ユベントスとタイトルを競っている。エリクセンは、「僕たちは変えたいと願っているんだ。僕はそのためにここにいる」と、インテルで栄光をつかみたいと意気込んだ。

「サッカーで嫌いなことはあるか?全部大好きさ。負けることを除いて、ね」

 果たして、エリクセンはトッテナムのサポーターを沸かせたように、インテリスタも歓喜させることができるか。興味深い挑戦は始まったばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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