鮮烈デビューを飾ったトッテナムのオランダ代表FW、移籍のために巨額のボーナスを放棄?

2020年02月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

今シーズン終了までPSVに残留していれば…

本職はウイングで、CFとしても機能するベルフバイン。故障離脱中のケインの穴を埋められるか。(C) Getty Images

 プレミアリーグデビュー戦で鮮やかなボレーシュートを叩き込み、強烈なインパクトを残したのが、今冬にトッテナムに加入したステフェン・ベルフバインだ。

 現地時間2月2日のマンチェスター・シティ戦で、先発出場したベルフバインは、63分にルーカスからの浮き球を胸トラップして右足を一閃。名手エデルソンの牙城を破り、ゴール右隅へ先制ゴールを決めた。

 今冬に3000万ユーロ(約37億5000万円)で加入したオランダ代表FWは、指揮官のジョゼ・モウリーニョに「ファンタスティック」と絶賛されるなど、早くも実力の片鱗を見せつけた。

 イギリス紙『デイリー・ミラー』はこのデビュー戦での活躍に加え、こんなエピソードを伝えている。
 
 ベルフバインは今シーズン終了までPSVに残留した場合、672万ユーロ(約8億4000万円)の巨額のボーナスを受け取ることになっていた。だが、それには目もくれず今冬でのトッテナム移籍をクラブに志願していたという。

 また、移籍のためにPSVの練習や試合への参加を拒否したという報道には、PSVのヨン・デヨングSDが「彼がプレーを拒否することはなかった」ときっぱり否定しており、円満移籍だったとコメントしている。

 お金よりも自身の成長を優先し、スパーズ行きを決断したベルフバイン。鮮烈なデビュー弾とともに、スパーズ・ファンの心を掴んだに違いない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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