「DFとしてこの上ない存在だ」ズウォーレ中山雄太が今季2ゴール目で勝利の立役者に! 指揮官、地元メディアが称賛の嵐

2020年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

決勝点を挙げ、フル出場で勝利の立役者に

シーズン当初はケガに泣いたが、後半に向けて力を発揮しつつある中山。 (C) Getty Images

 現地時間2月2日、オランダ1部エールディビジの第21節が行なわれ、ズウォーレはホームにフローニンヘンを迎えた。

 中山雄太はこの日、5バックの左CBで先発出場。一方、フローニンヘンの板倉滉はベンチスタートとなり、出場機会を得られず、ともにU-23日本代表候補の日本人対決は実現しなかった。

 試合は43分、中山がCKから頭で合わせて先制ゴールを叩き込む。そして、攻守にわたって躍動した中山の貢献もあり、最後までこの1点を守り切ったズウォーレが勝利。試合後、クラブの公式アカウントで行なわれた、サポーターによるマン・オブ・ザ・マッチの投票でもダントツ1位に輝いたほか、オランダ紙『Algemeen Dagblad』の選ぶMOMにも名前が挙がった。

 試合後、チームを率いるジョン・ステヘマン監督は「ユウタは非常に力強く、良いパスも持っている。そして試合の流れをよく読み、得点する力もある。チームのディフェンダーとして、この上ない存在だ。これ以上にうれしい、喜ばしいことは無いよ」と勝利の立役者を絶賛した。

 中山はここ3試合で2ゴールを挙げ、3戦連続無敗に貢献しており、チームは降格圏からの脱出に成功。ズウォーレはウインターブレイクを機に5バックへ戦術をシフトしてから、調子が上向きに。中山はユトレヒト戦(1月19日)の89分に、3-3のドローに持ち込む、貴重なゴールを挙げたばかりだ。

 試合後は、チームメートに代表者として引っ張り出され、スタジアムに詰めかけたサポーターとともに喜びを分かち合った。「最高だ!」「文句なし」「君が居てくれてうれしいよ」といった称賛の声が寄せられている。

 シーズン当初は負傷のため戦列を離れ、復帰してからもベンチスタートが続いていた中山。ここにきてシーズン後半を戦うチームの救世主として、現地でも期待が高まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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