バルサBの安部裕葵、試合中に右足ハムストリングを負傷…長引けば東京五輪に影響も

2020年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

復帰時期などは言及なし

急遽出場した安部だが、ピッチ上にいたのはわずか14分のみだった。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現地時間2月2日、スペインのセグンダB(実質3部)の第23節が行なわれ、バルセロナBはアウェーでプラットと対戦。先制されながらも、後半に追いつき、アディショナルタイムに勝ち越し点を挙げ、2-1で勝利を飾っている。

 バルサBでプレーする安部裕葵は、ここ12試合連続で先発していたが、この日はベンチスタート。また、リキ・プッチとアレックス・コリャドはトップチーム帯同のため招集外となった。

 27分にPKで先制を許したバルサBは、後半開始早々にはレイ・マナイが2枚目のイエローカードで退場。さらに、67分にはキケ・サベリオが負傷し、安部との交代を余儀なくされた。

 数的不利のため、必至に守りながら好機を窺っていたアウェーチームが同点としたのは77分。これで一気に勢いを取り戻し、後半アディショナルタイムのゴールで2-1の劇的な逆転勝利をあげた。

 気掛かりなのは、安部が右足を負傷したことだ。79分に相手選手をかわして走った後に倒れ込むと、顔をしかめて立ち上がれず、両脇からスタッフに支えられながら、ピッチを去っていった。

 現地紙『Mundo Deportivo』のロジャー・トレリオ記者は、「ヒロキがピッチ上に立っていたのはたった14分だった」と伝え、このように報じている。

「ヒロキはハムストリングに傷を負った。離脱期間を測るためのさらなる診察が必要な状況だが、彼の不在はバルサBを率いるガルシア・ピミエンタにとって痛手だろう。すでにファーストチームに何人か引き抜かれているなか、頭を抱えるはめになった」

 安部のケガについては、バルセロナBの公式HP上でも現時点ではハムストリングの障害という以外の詳細は明かされておらず、これから詳細な検査を行なうとされている。

 単なる肉離れであれば3週間程度で復帰できるだろうが、深刻な故障なら東京五輪への影響は免れない。今後の経過が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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