リバプール、怒涛のプレミア16連勝! 途中出場の南野拓実はサラーのお膳立てを決めきれず…

2020年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半に苦しんだリバプールだったが…

リバプールは後半の怒涛のゴールラッシュで完勝を飾った。 (C) Getty Images

 現地時間2月1日、プレミアリーグ第25節が開催され、首位リバプールは本拠地アンフィールドに、9位のサウサンプトンを迎え撃った。

 2-0と完勝を収めたウェストハム戦から中2日で迎えた今節も、リバプールは、負傷離脱中のマネを除き、サラーやフィルミーノらベストメンバーをスタメンに起用。注目の日本代表FW南野拓実は、プレミアリーグでは5試合連続のベンチスタートとなった。

 試合の立ち上がりはホームチームが主導権を握る時間が続いた。だが、直近のプレミアリーグ5戦で3勝1分け1敗と好調を維持するアウェーチームも、積極果敢なフォアチェックで応戦したことで、ゲームは次第に一進一退の攻防戦へと様相を変えていった。

 互いにボールホルダーへ激しいプレッシングを仕掛け、インテンシティーの高さが保たれたハイテンポな展開のまま試合は進んでいったが、互いにチャンスでの決め手を欠いて、結局、スコアレスで前半を終えた。

 迎えた後半、前半にやや攻めあぐねていたリバプールが電光石火の攻撃から均衡を破る。

 47分、敵陣の左サイドをえぐったロバートソンの折り返しをエリア内で受けたフィルミーノがヒールパスで背後に流すと、これを受けとチャンバレンがカットインで角度を作ってから右足一閃。強烈なミドルシュートをゴール左下隅へとねじ込んだのだ。

 先手を取ってから、より攻勢を強めたリバプールは、セカンドボールをことごくカバーし、サウサンプトンから主導権をもぎ取ると、再びコップ(熱狂的なリバプール・ファン)が陣取るスタンドを沸かす。

 60分、敵陣左サイドの深い位置でボールを受けたフィルミーノがエリア内にクロスを供給。これをフリーで受けた豪快な一撃を右足で蹴り込んで追加点を奪った。

 頼もしきキャプテンのゴラッソでリードを広げたリバプールは、もう止まらない。追加点を奪った12分後には、ヘンダーソンのスルーパスに抜け出したサラーが冷静にシュートを決めて3-0とした。

 怒涛のラッシュを決め込んだリバプールは、何とか一矢報いろうとするサウサンプトンの反撃を危なげなくかわしながら時間を消費していく。そして、楽勝ムードも出始めた81分には、南野がヴァイナルダムに代わってピッチに送り出される。

 左ウイングで起用された南野は、前線からの守備に奔走。すると、85分にはサラーのパスに反応してビッグチャンスを迎えたが、走り込んできたケイタとかぶって渾身のショットは大きく枠を外れて、惜しくも決定機を逸した。

 南野のシュートミス後も攻め続けたリバプールは、90分にサラーがダメ押しの4点目を奪って試合の趨勢を定め、結局、4-0で完勝した。

 難敵を退け、プレミアリーグでの連勝を「16」に伸ばしたリバプールは、最高の形でプレミアリーグのウインターブレイクを迎えることとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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