マンCとの勝点差は「19」に! リバプール、“人海戦術”を用いたウェストハムに余裕の勝利!

2020年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

キックオフ直後から試合展開は明らかに…

サラーのPKで先制に成功したリバプールは、最後まで危なげなく試合を進めて勝ち切った。 (C) Getty Images

 現地時間1月29日、プレミアリーグ第18節の延期分が開催され、首位リバプールは敵地で、17位のウェストハムと対戦した。

 引き分けの末に再試合が決定したFAカップ4回戦のスリューズベリ戦から中3日で、この試合を迎えたリバプールは、マネを負傷で欠いたものの、サラーやフィルミーノらベストメンバーをスタメンに起用。注目の日本代表FW南野拓実は、プレミアリーグでは4試合連続のベンチスタートとなった。

 試合の様相はキックオフ直後から明確だった。プレミアリーグ40戦無敗と敵なしのリバプールが、自陣に引いて構えるウェストハムを押し込むワンサイドゲームを展開したのだ。

 セカンドボールをことごとく拾って、反撃も難なく防いだリバプールは、23分に果敢に攻め上がったロバートソンがシュートを放つと、その5分後にはオリギが決定機を迎えたが、いずれも決めきることはできなかった。

 人海戦術で粘るウェストハムをやや攻めあぐねる時間が続いたリバプールだったが、34分にようやく牙城を崩す。オリギがディオプに倒されて獲得したPKをサラーが難なく決めたのだ。

 先制点を奪ったリバプールは、なおも危なげなく試合を進行し、前半を1-0とリードして折り返した。
 
 迎えた後半も主導権を握ったリバプールは、早々にロングカウンターから追加点をもぎ取る。51分、自陣からヘンダーソンが蹴り出したボールに反応したサラーが前線へスルーパスを供給。これにチャンバレンが抜け出し、冷静にゴール左下隅へシュートを流し込んだ。

 点差を広げて、余裕が出始めたリバプール。相手サポーターのため息交じりのブーイングがスタジアムにこだまするなかでも、よどみのないパスワークを披露。時間の経過とともに"守り疲れ"の色が濃くなっていったウェストハムを完全に翻弄していった。

 盤石のゲーム運びを見せるレッズは、75分を過ぎたあたりから運動量がガクッと低下したウェストハムに一切の反撃を許さず。結局、2-0でタイムアップの瞬間を迎えた。

 プレミアリーグの連勝を「15」に伸ばしたリバプールは、2位マンチェスター・シティとの勝点を「19」にまで広げ、2日後にアンフィールドで開催されるサウサンプトン戦へ弾みをつけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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