「まだ力が残っていたら日本でプレーを続けたい」イニエスタが2年契約終了後の現役続行に意欲! スペイン・メディアに明かす

2020年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「とてもうまくいっている」

Jリーグでの現役引退も希望していると語っていたイニエスタ。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 キケ・セティエン監督を迎えたバルセロナは、新体制の初陣を勝利で飾った。古巣クラブからのオファーを断ったOBのシャビ・エルナンデスは、この一戦をどのように見守ったのだろうか。

 ヴィッセル神戸に所属するアンドレス・イニエスタは、スペインのラジオ『Cadena Ser』の番組で、元チームメートのシャビが古巣からの要請を断ったことについて「簡単な状況ではなかった」と話したようだ。スペイン紙『AS』が報じている。

「シャビにとって、バルセロナにノーと言うのは簡単なことじゃなかった。だが、イエスと言うのも簡単ではなかったんだ。そうでなくても彼はいつか、バルセロナに行くことになる」

 イニエスタといえば先日、「シャビと並んでコーチをするのも悪くない」と発言したことが話題となったが、その際も「今は不可能だ」と話していた。そして、今回も「ひとつの仮説だよ」と慎重だ。

「とても素敵なことに聞こえるけれど、各々がそれぞれの道を歩むことになるのだと思う。もちろん、自分にできることをやれる限りは、いつでもバルセロナに戻りたい。ホームだと感じているし、自分に多くを与えてくれ、貢献できる場所だと感じている」

 イニエスタはいずれバルセロナに戻る可能性を否定しないうえで、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長とも「良好な関係」ともコメント。「しばらく話はしていないが、日本で会った時は良い話ができた」とも明かした。ただし、すぐにクラブ幹部になる可能性については「より難しい問題だ」と否定している。

 いずれにしても、当面は日本を離れることなく、ヴィッセル神戸でのプレーを続けるようだ。イニエスタはこのように語ったという。

「とてもうまくいっている。プレーに対するモチベーションはあるし、今後の2年もそうであるといいと考えている。その後、もしまだ力が残っていたらプレーを続けたい。確かなことは分からないけれど、もし(現役を)続けるのであれば、あの国でなければいけないだろう」

 イニエスタのプレーを少しでも長く観たいと思っている多くの日本のファンにとっては、嬉しいニュースだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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