【群馬|新体制】大前ら15人を加え、スタッフ陣にはレジェンドを招聘!!J2復帰初年度の現実目標は…

2020年01月13日 伊藤寿学

「上昇喜流(じょうしょうきりゅう)」をスローガンに

J2復帰を果たした今季、新監督の下、スタートを切った。写真:伊藤寿学

 ザスパクサツ群馬の「2020シーズン新加入会見」が1月13日に開催された。昨季J3で2位となり今季3年ぶりにJ2の舞台で戦うチームは、奥野僚右監督のもと新たなスタートを切った。

 群馬は昨季後、布啓一郎前監督が松本監督就任によって退任。それに伴いコーチ陣も入れ替えとなった。今季は、奥野監督、久藤清一ヘッドコーチ(前・福岡監督)、小島伸幸GKコーチの指導体制を組んだ。

 奥野監督は、群馬が県、関東リーグ時代の2002~03年に選手兼監督として在籍した功労者。元日本代表の小島GKコーチは02年のチーム誕生からJ2・1年目の05年まで群馬でプレーしたOB。クラブは、チームの立ち上げに加わったクラブレジェンドをチームに戻す原点回帰で、難局へ挑む。
 
 奥野監督は「再び、このクラブに戻ってこられたことに感謝している。ファン・サポーターと一体になって喜びを分かち合いたい」と抱負を述べた。

 新加入選手は15人。注目は、昨季まで大宮でプレーしたFW大前元紀。清水、ブンデス・デュッセルドルフ、大宮でプレーし、J通算97ゴールを挙げている実績十分のマルチストライカー。18年のJ2得点王だが、昨季後に大宮を契約満了。群馬からの熱心なオファーに応じて、昇格クラブへの移籍を決断した。

 大前は「J2は簡単なリーグではないと思うが、選手の力を合わせて全力で戦っていきたい。(目標のゴール数は?)ゴール数などはいつも決めていないが、やるべきことをやれば結果はついてくるはず」と自信をみせた。さらに岩上祐三(松本から完全移籍)、宮阪政樹(松本から完全移籍)の中堅プレーヤーの他、高瀬優孝(熊本から完全移籍)、小島雅也(仙台から完全移籍)ら機動力のある選手を補充。「上昇喜流(じょうしょうきりゅう)」をスローガンに、現実目標である「勝点50、16位以上」を目指す。
 

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