高校女子選手権は藤枝順心が神村学園を1-0で下し、2大会ぶり4回目の優勝!

2020年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半に思わぬ形から得点が生まれる

13番の池口響子のシュートが決勝点。4回目の優勝を決めた藤枝順心。写真:滝川敏之

 第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は、1月12日にノエビアスタジアム神戸で行なわれた決勝の藤枝順心と神村学園の一戦は1-0で藤枝順心が勝利を収め、選手権優勝の栄冠を掴んだ。

 全国529校の頂点をきめる決勝。前回大会優勝の星槎国際湘南(神奈川)や、準優勝の常盤木学園(宮城)を下して勝ち上がってきた静岡の藤枝順心は2大会ぶり4回目の優勝を、対する鹿児島の神村学園は14大会ぶり3回目の日本一をかけて戦う。

 試合は、ハイプレスと走力に定評のある両校によって、開始から目まぐるしい攻防が繰り広げられる。

  神村学園は高い位置からのプレスでチャンスを作ると、FWの塚田亜希子(3年)がペナルティエリア内で強烈なボレーを放つが、GK松井里央(3年)に防がれる。

 一方の藤枝順心も攻め込むものの、神村学園の身体を張ったディフェンスでシュートブロックされるなど、思うようにチャンスを作れない。

 前半を0-0で折り返し、迎えた後半15分。思わぬ形から得点が生まれる。

 スローインから右サイドでつないだ藤枝順心の池口響子は、中の選手を見ながらロビングのボールを入れる。するとそのボールがキレイな弧を描きゴール方向へ。GKの若松杏海(2年)が触れるものの、ボールはそのままゴールネットを揺らし、1-0と藤枝順心が先制に成功する。

 前半は神村学園のハイプレスに苦しんだものの、得点後はさらに動きを良くした藤枝順心が後半38分のCKのピンチも凌ぎ、1-0のまま試合終了を迎えた。

 藤枝順心が神村学園を破って、2大会ぶり4回目の戴冠となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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