【川崎】高精度クロスが武器でレアンドロ・ダミアンの“後輩”…サプライズ加入の新助っ人ジオゴ・マテウスとは何者?

2020年01月11日 本田健介(サッカーダイジェスト)

プレースキックも得意

新体制会見で加入が発表されたジオゴ・マテウス。新たな右SBとして期待だ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 1月11日、川崎が新体制会見を行ない、サプライズとしてコリチーバから新助っ人SBジオゴ・マテウスのレンタルでの加入を発表した。

「非常にテクニックがあって攻撃的」と庄子春男GMが説明するとおり、クロス精度が高く、プレースキックも得意とするプレーヤーのようで、昨季はレギュラーを固定できなかった右SBでの活躍が期待される。

 その特長を踏まえて、イメージできるのが川崎のCF小林悠やレアンドロ・ダミアンとのホットラインで、好連係を築ければ、新たな得点パターンを確立できそうだ。

 特に昨季、来日したL・ダミアンとは旧知の仲で、ブラジル時代はこの先輩ストライカーから多くを学んだというのだから期待は高まる。

「インテルナシオナルにいた時に、ダミアンがプロで、自分がBチームだったんですが、一緒に練習に車で行ったりしていましたし、自分がプロに上がった時はすごくサポートしてもらいました。インテルナオシオナルを出てからも彼のプレーは見ていました。彼の特長は理解しているつもりです」
「クロス、セットプレーには自身を持っています。(川崎には)エリアで勝負できるFWがいると思うので活かしたいです。アグレッシブに攻撃的にプレーしたい。川崎は好きなスタイルなチームだと思います」と相性も良さそうだ。

 もっとも鬼木達監督は「(練習に初参加した)今日の午前に見ただけですが、技術的なものは良いものがあると思います。ただ外国人選手はどうしてもブラジルで良くても、フィットに時間を要する場合もあるので、長い目で見ているところもあります。しっかりサポートしていきたいです」と慎重な姿勢を示す。

 新助っ人が川崎の攻撃サッカーにどんな変化を加えるのか。そのパフォーマンスは楽しみにしたい。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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